リングピローで結婚式をロマンチックに演出!おしゃれなボックスの作り方も紹介
リングピローとは、結婚式の指輪交換までに、新郎新婦の指輪を置くためのアイテム。ふたりにとって大切な儀式と言える指輪交換は、思い入れのあるリングピローで彩りたいと考えるプレ花嫁さんも多いです。こちらではそんなリングピローについて、人気のデザインとおすすめの選び方、作り方を紹介していきます。
リングピローの使い方
結婚式の準備で初めてリングピローを知ったという人もいるのではないでしょうか。「リングピローは絶対に必要なのものなのか?」「使い方に決まりはあるのか?」などの疑問をもっている人もいるかもしれません。
リングピローとは?
リングピローとは結婚式で指輪を交換する時まで置いておくもののことを指します。代表的なものでは、リボンなどの装飾が付いたクッション状のものが多いですが、必ずこのような形でなければいけないなどの決まりはありません。
欧米式の結婚式では、「リングベアラー」と呼ばれる男の子が、結婚指輪の置いてあるリングピローを持って花嫁と入場します。日本でも「リングボーイ」や「リングガール」として新郎新婦に指輪を届ける子ども達を見たことがあるのではないでしょうか?
もちろんリングボーイやリングガールだけではなく、指輪交換の際に牧師からリングピローを受け取り指輪の交換を行うという形も多いです。単純に結婚式を華やかなものにしてくれるアイテムとして、リングピローを結婚式に取り入れる新郎新婦も増えてきていますよ。
結婚式後のリングピローの使い方
結婚式で活躍するリングピローですが、結婚式が終わった後もさまざまな使い方ができます。
結婚式の思い出として、リングピローを部屋に飾っておくだけでも華やかなインテリアとして使えますし、ゆくゆくは自分の娘が大きくなった時や、仲の良い友人や親族へ譲るという方もいるようです。
また、結婚式で使ったリングピローを赤ちゃんの初めての枕に使うと、その赤ちゃんが幸せで健康に育つ「ファーストピロー」と呼ばれる言い伝えもあります。ファーストピローとして使う場合、赤ちゃんが家にやってきてから3日間、リングピローを枕として使いましょう。
リングピローのさまざまなデザイン
リングピローにはかわいいものやおしゃれなものなど、いろいろなデザインのものがあります。ここでは、その中でも人気のあるデザインをいくつか見ていきましょう。
クッション型リングピロー
一般的にリングピローと言われて、頭に思い浮かべるものがこのクッション型のリングピローではないでしょうか。クッション型のリングピローにリボンなどの装飾を付けたものが多く、簡単にアレンジしやすいというのが人気の理由です。
リングピローの定番のフォルムになりますが、アイデア次第ではオリジナリティのあるリングピローに仕上げることもできます。どのリングピローにしようか迷っている人は、定番のクッション型リングピローを自分色に装飾するというのも一案です。
ボックス型リングピロー
ボックス型のリングピローも人気のタイプのひとつです。見た目がかわいいというだけでなく、結婚式が終わった後も、ジュエリーボックスや小物入れとして活用できます。
また、市販の自分好みのジュエリーボックスなどを使って、自分の好きなデザインにアレンジすることも。自分でリングピローを作ってみたいという人にもおすすめです。
鳥かご型リングピロー
見た目がかわいい鳥かご型のリングピローは個性的なデザインが人気です。鳥かごの中にクッション型のリングピローを入れるシンプルなものも良いですが、鳥かごの中を造花やドライフラワーなどを使って華やかに飾るのも良いでしょう。
また、鳥かごの中にかわいい鳥の人形を入れて、鳥の首からリングをかける…というのもおしゃれです。取っ手がついていて持ち運びしやすいデザインでもあります。
和風リングピロー
最近は、神前式などの和風の結婚式でもリングピローを取り入れる人も増えてきています。その場合、リングピローだけが洋風というのもちぐはぐになってしまいますので、和柄の布や着物の生地などを使った和風のリングピローが一押しです。
「和風の結婚式なのでリングピローは使えないのでは」と考えている人も和風のリングピローを取り入れてみてはいかがでしょうか。
プリザーブドフラワーのリングピロー
花に特別な加工をすることで、生花のような見た目、質感のまま保存できる「プリザーブドフラワー」。そんなプリザーブドフラワーは、リングピローの装飾に使うのにぴったりです。
いろいろなデザインのリングピローの装飾に使うのも良いですし、なかにはプリザーブドフラワーそのものをリングピローとしてデザインする人も。
枯れることなく飾っておけるので、インテリアとして家に置いておけば結婚式の余韻に長く浸っていられそうですね。
小物をそのまま使ったリングピロー
犬やクマなど自分の好きな動物のぬいぐるみや、新郎新婦それぞれをイメージしたぬいぐるみに指輪を持たせるといったリングピローの装飾をする人も。
また、車好きの人であればオープンカーに指輪を乗せてリングピロー代わりにするのもおしゃれですし、お姫様をイメージしたカボチャの馬車なんかはいかがでしょう。もちろん他のデザインのリングピローをベースにして、小物を使ってアレンジするのもおすすめです。
リングピローのおすすめの選び方
リングピローを選ぶ際にデザインで選ぶのももちろん構いませんが、ふたりの結婚式の雰囲気に合わせて選ぶのもおすすめです。大事な結婚式にぴったりなリングピローの選び方のポイントを見ていきましょう。
花嫁の純白のドレスに合わせる
花嫁を象徴する純白のデザインはリングピローの王道と言えます。ウェディングドレスと同じデザインにすることで統一感が出ますし、何よりも純白のデザインは正に結婚式といったイメージです。
純白のリングピローに赤やピンクなどの装飾でアクセントをつけるのも良いですが、白のレースやリボンで装飾したり、白のバラなどで飾ったりしても、華やかでウェディング感満点のアイテムを演出できます。
アンティーク風のおしゃれなデザイン
かわいい小物入れや豪華なジュエリーボックスなども良いですが、アンティーク風の温かみのあるウッドボックスにリングピローを敷き詰めるのもおすすめです。アンティークの雰囲気漂うウッドボックスはインテリアとしても活躍してくれそうですね。
その他にも、切り株を使ったリングピローや鳥の巣型のリングピローなども人気。最近は野外で自由に結婚式を行うアウトドアウェディングを選ぶ人もいますので、そのような結婚式にはアンティーク風のリングピローが素敵です。
水色を強調した爽やかな印象で
夏に結婚式を行う人や、海辺のリゾートウェディングなどにぴったりなのが、水色を強調したデザインのリングピロー。マリン風に演出するために貝殻やサンゴなどを使っても面白いですし、水色はさわやかで清楚なイメージがあり、花嫁のイメージともぴったりです。
また、結婚式に青いものを取り入れると幸せになれるという「サムシングブルー」の言い伝えもあります。何に取り入れるか迷っているなら、リングピローとして取り入れても良いでしょう。
リングピローのDIYが人気!作り方を紹介
最近では、手作りのリングピローがプレ花嫁さん達の間で流行しています。手作りのリングピローは、一見すると手が込んでいそうに思えますが、実は簡単に作れるものばかりです。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
クッション型リングピローの作り方
定番と言えるクッション型のリングピローは、プレ花嫁さん達に人気です。選ぶ材料によって印象が変わるリングピローは、自分らしさを演出できるでしょう。
■材料と道具
・好みの布やリボン(光沢感のあるサテン地など)
・手芸綿
・パール(針金付き)
・造花やレースなど
・針と糸
・手芸用ハサミ
・グルーガンや接着剤
■作り方
まずは15センチ×15センチほどの四角に切った2枚の布を、中表に合わせて手縫いかミシンで3辺を縫います。つぎに縫っていない辺から布を引き出して表側にしましょう。さらに中に綿を詰め、一辺をまつり縫いで閉じます。
クッション状の土台ができるので、その上にふたつの指輪を固定するためのリボンとパールを縫いつけ、最後に造花やレースなどを飾って完成です。
ウッドボックスを使用したリングピローの作り方
ナチュラルウェディングに最適なのが、ウッドボックスを使ったリングピロー。自然やグリーンをイメージできる装飾は、ゲストにも好印象です。
■材料と道具
・好みのウッドボックス
・グリーンモスなど
・造花や木の枝
・パールやリボンなど
・グルーガン
■作り方
ウッドボックスの底にグルーガンで接着剤をつけ、グリーンモスや造花を敷き詰めます。もし高さが足りなければ、発泡スチロールやオアシスで底上げしましょう。2つのリングを設置する場所にパールを挿し、木の枝やリボンを飾って完成です。
ガラスケースを使用したリングピローの作り方
最近おしゃれ花嫁さん達の間で人気なのが、ガラスケースのリングピローです。とくに六角形のガラスケースのリングピローが、プレ花嫁さん達の間で流行しているそう。
■材料と道具
・好みのガラスケース(四角形や六角形など)
・グリーンモス
・ドライフラワー( アジサイやかすみ草など)
・パールのピアス
・ピンセット
■作り方
まずはグリーンモスをちょうど良い大きさにちぎり、ガラスケースの底に隙間がないように敷き詰めます。その上にドライフラワーを飾り、茎を少し残した状態でモスに挿して固定。最後にリングの設置場所にパールのピアスを挿して完成です。
花や羽、クッションなどでもアレンジできますよ。
手早く作りたいならキットを活用する
「手作りのリングピローのアイディアが思い浮かばない」「手早く作りたい」という人はリングピローの手作りキットを活用してみましょう。生地や綿、リボン、ビーズなどがセットになっているので、材料を揃える手間も省けます。
また本格的なものから簡単なものまであり、作り手のレベルに応じて選べるのもメリットです。説明書を見ながら作れるので初心者でも安心ですね。値段は1,500円位から7,000円位までと幅広いです。
予算や難易度に応じて、好みの手作りキットを選んでみてください。
素敵なリングピローで結婚式を彩ろう
代表的なものをいくつか紹介しましたが、リングピローにはさまざまなデザインがあります。自分たちの結婚式にはどんなリングピローを使うのか、手作りするのかなど考えるだけでもわくわくしそうですね。インテリアとして飾ったり、ファーストピローとして使ったりするかもしれないということも踏まえて、ふたりらしい素敵なリングピローを選んでくださいね。