指輪を着ける位置はどこがいい?10本の指が持つリングパワーとは
結婚指輪といえば左手薬指に着けるのが一般的ですが、指輪は着ける指によって意味が変わることをご存知でしょうか。また、同じ指でもどちらの手に着けるかで意味が変わります。ここでは、10本の指それぞれが持つ意味やパワー、また、男性が着ける場合や運気アップに効果的な重ね着けの方法などをご紹介します。
指輪の位置:親指(サムリング)
親指の守護神は、美の女神ビーナスと、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスです。古代ローマでは親指は指導者としての成功を意味し、その指に指輪をつけることはどんな望みも叶うと言われていました。富や権力の象徴として、貴族や大富豪もこぞって親指にリングを着けていたそうです。もともとは、戦いで弓を引く際に親指を守るために指輪を着けるという意味もあったとも言われています。
右手の親指
右手の親指は「指導者」という意味があるとも言われています。勇気やリーダーとしての力をもたらすことから、リーダーシップや行動力を発揮したいときに効果的です。あるいは、勝負に臨むときのお守りとしてパワーを借りるのもおすすめです。
左手の親指
左手の親指は目標を実現させる力を持つと言われているので、目標を実現したいときには左手の親指に指輪を着けるのが効果的。勇気を出して一歩踏み出したいときに、背中を押してくれることでしょう。
指輪の位置:人差し指(インデックスリング)
人差し指の守護神は、ローマ神話の主神であり、長きにわたってローマの守護神として崇められたユピテル。人差し指は英語で「Index finger」といい、インデックス(index)が持つ「指針」「指標」などの意味と同様に、何かを指し示す指です。人差し指は、願いやコミュニケーションを象徴すると言われており、自立心や行動力を高めてくれると言われています。
右手の人差し指
右手の人差し指に指輪を着けると、集中力が高まる効果があると言われています。仕事や勉強など、目標に向かってがんばりたいときや、パフォーマンスを上げたいとき、ぜひ右手の人差し指に指輪を着けてみてください。
左手の人差し指
人差し指に限らず、左手は「精神」との結びつきが強いと言われています。左手の人差し指に指輪を着けると、積極性を高め、目標に向かって前向きに進む力をもたらしてくれます。一方、恋愛面に置きかえると、縁結びの効果があるのがこの指。ポジティブな気持ちを高め、魅力アップにつながります。
指輪の位置:中指(ミドルフィンガーリング)
5本指の中央に位置する中指は、ひらめきの象徴と言われています。インスピレーションを発揮したいときや仕事のお守りとして指輪をつける場合にもおすすめの位置です。
右手の中指
直感を高めたいときには、右手の中指に指輪を着けましょう。また、風水の世界では中指には邪気を払う効果があるとも言われており、開運を求める方にもピッタリ。直感を高めて、良い運気を呼び込みましょう。
左手の中指
「スムーズに人間関係を築きたい」「周りの人に上手く合わせたい」、そんなときは、左手の中指に指輪をつけてみてはいかがでしょうか。中指は協調性を高める指といわれています。人間関係をサポートしてほしい時にお気に入りの指輪を着けてみましょう。
指輪の位置:薬指(アニバーサリーリング)
薬指はクリエイティブな指と言われています。守護神は太陽神であり芸術や音楽、医学の神でもあるアポロン。また、古来より左手の薬指は心臓と直結する神聖な存在とされ、何かの記念となる大切な指輪を着ける指と言われています。
右手の薬指
一般的に、右手の薬指に着ける指輪は通称「ラブリング」と言われ、恋人の存在を意味しています。また、右手の薬指には心の安定をもたらす指。右手の薬指に指輪を着けることでリラックス効果を得ることができると言われています。インスピレーションも高めてくれるので、冷静に自分を見つめなおしたいときや心がザワザワするときに、ぜひお試しください。
左手の薬指
左手の薬指と言えば、婚約指輪や結婚指輪を着ける特別な指というイメージが一般的です。ですが、互いの絆を深めて深い愛情を感じたいなら未婚のカップルであっても左手の薬指に指輪を着けるのはOKです。
指輪の位置:小指(ピンキーリング)
小指に着ける指輪は「ピンキーリング」と呼ばれており、商業の神であるメルクリウスを守護神に持っています。小指は変化やチャンスの象徴であることから、幸運や恋のチャンスを呼び込む「お守り」としての効果も期待できます。
右手の小指
自分らしい魅力をアップさせたいなら、ぜひ右手の小指に指輪を着けてみてください。右手の小指には表現力を高める効果があることから、あなたの魅力を高めてくれることでしょう。
左手の小指
変化やチャンスの象徴となる左手の小指。新しい出会いや変化を求める時にはぜひリングを身に着けて。特に、恋愛面でパワーを発揮する指とされており、恋のチャンスを求める方や恋人との愛情を深めたい方にはピッタリです。
男性が指輪を着ける位置
指輪をつける指による意味の違いは、男性にも女性にも同様にあてはまります。男性が指輪をつける指を考えるときのポイントや、ペアリングを着ける指についても解説します。
指ごとの意味を男性視点に置き換えてみると
男性の場合は、仕事という側面も大きな要素になることでしょう。
さきほどご紹介したそれぞれの指が持つ意味を、男性視点に置き換えると次のようになります。
【右手】
親指:リーダーシップ、逆境に負けない
人差し指:物事を積極的に進める
中指:潜在的な魅力を高める
薬指:心の平安
小指:願いごとの成就
【左手】
親指:行動力、強い意志、成功への願い
人差し指:精神力、前向きな考え方
中指:他者との関係を円滑にする、コミュニケ―ション能力を高める
薬指:永遠の愛、願いごとの成就
小指:良縁を呼び込む
ペアリングを着ける位置は自由
恋人とのペアリングを着ける指は、さきほども「ラブリング」としてご紹介した右手の薬指が一般的です。右手は外部から力を呼び込み活力をアップさせる手で、その中でも右手の薬指は「精神の安定」の象徴で、人間関係を円滑にする指だと言われています。
ただし、ペアリングを着けるのは右手薬指でなければいけないというルールはないため、カップルによっては左手の薬指や、ピンキーリングを選ぶこともあります。
運気を呼び込む指輪の着け方や選び方
10本の指が持つリングパワーを味方につけて運気アップを実現するには、効果的な指輪の着け方や選び方を知っておくと便利です。それぞれをご紹介していきましょう。
恋愛運アップしたいなら、重ね着けがおすすめ
良縁祈願や恋愛運アップにはピンキーリングがポピュラーですが、さらに効果を高めてくれるのが重ね着けです。
おすすめは、左手の人さし指と左手の小指の重ね着け。左手の人さし指の良縁を呼び寄せる効果に期待しましょう。そして、「幸運は、右手の薬指から入って、左手の薬指から逃げていく」という言い伝えがあるように、しっかり左手の小指にも指輪を着けてチャンスを逃さないようにしましょう。
指輪のモチーフにもこだわって
指輪のモチーフに宿るパワーも味方につければ、さらに運気アップ!指輪によく用いられる人気のモチーフが持つパワーをご紹介します。
ハート
ハート(心臓)は、命や愛情、幸福を象徴するモチーフ。恋愛運のアップや彼との幸せな将来を望む方におすすめです。また、ハートのモチーフは、恋人や両親など、大切な人から贈られることで効力が増すとも言われています。プレゼントのリクエストをしてもよいかもしれませんね。
フラワー
花のモチーフには美や喜びなどの象徴という意味があり、結婚指輪としても人気です。バラには棘があることから魔除けの効果も期待できます。桜は祝福を意味するので、結婚指輪に使われることが多く、花びらの色に合わせたピンクゴールドなども人気です。「誠実」という花言葉を持つマーガレットのモチーフは、良縁を引き寄せると言われています。
羽根
空を飛ぶ鳥を連想させる羽根のモチーフは、「飛躍」や「運気の上昇」を意味します。全体的な運気を上げたいときや、新しいことにチャレンジしたいときにピッタリです。
天体
月は、女性らしさを象徴するモチーフであり、満ち欠けを繰り返すことから成長の意味もあります。星のモチーフは夢と希望の象徴。ラッキーを呼び込むモチーフとして人気です。
それぞれの指や、指輪のモチーフが持つパワーを味方に付けて
「自分がこうなりたい」という理想を込めて指輪のモチーフを決めたり、着けたい指によって指輪を選んだりするのも素敵ですね。指輪を着ける位置によってどんな違いがあるのかを思い出しながら、ご自分らしいリングコーディネートを楽しんでください。