マリッジリングの価格相場はどれくらい？選ぶポイントは？
結婚を決めたカップルのおよそ90%以上が購入するマリッジリング。それは生涯身に付けるものと言っても過言ではありません。だからこそ、慎重に決めたいですよね。この記事ではマリッジリングの価格相場について詳しく紹介します。合わせて、価格以外での購入のポイントや基準も紹介しているので参考にしてみて下さい。
マリッジリングの価格相場は？エンゲージリングとは違うの？
まずは1番気になるマリッジリングの価格相場から見ていきましょう。「婚約の証」として男性が女性に贈るエンゲージリングと、「結婚指輪」であるマリッジリングでは購入額が変わってくるのが一般的なようですよ。
マリッジリングの価格相場は「給料1ヶ月分」
はじめに最も気になるのが「指輪の価格相場」でしょう。一般企業のアンケートや調査によると、マリッジリングの購入価格で最も多かったのが2人分で「15～25万円台」でした。次いで、「25～30万円台」の購入額だった人が多いようです。全体平均では約21万円となっています。（1本あたり10万円台）
昔から風習として「結婚指輪は給料の3ヶ月分」という定説のようなものがありましたが、この結果からすると現在では3ヶ月分というよりかは、給料1ヶ月分ほどの値段のものに決めている人が多いと考えるのが妥当でしょう。
価格はあくまでも良い指輪を選ぶ目安の1つにして、それよりもデザインや耐久力といった機能面を重視しているカップルが多いのかもしれませんね。
エンゲージリングとマリッジリングの予算の違い
婚約指輪であるエンゲージリングも購入する人の割合は少なくありませんが、近年はマリッジリングのみ購入する夫婦も多いです。その理由としては、「予算の都合でエンゲージリングを買ってもらうよりも、マリッジリングにお金をかけたい」という声や「結婚後の夫婦生活の準備のためにお金を使いたい」という声が上げられています。
エンゲージリングの購入相場は「20～30万円台」が最も多く、購入者の半数程度がそれくらいの購入額になっています。平均購入額は「27万円台」ですが「30〜40万円台」のものを購入する人も17%近くいるようです。エンゲージリングはダイヤ付きのものを購入する人が非常に多いのでマリッジリングよりも相場が高くなるという特徴があります。
また、エンゲージリングは年代や年収によって購入額に違いが生まれやすいです。20代はおよそ「25万円台」、30代で「35万円台」と、年代が上がるにつれ購入価格も高くなっています。そして年収が高いほど、購入額も比例して高くなっています。
マリッジリングの男女間や年代、収入による違い
夫、妻共ににマリッジリングの購入金額相場は1人あたり「10~12万円台」が最も多いです。夫婦別での差異はあまり感じられませんが、妻側の指輪の方がデザインを重要視するケースが多いので、差があるとすれば妻のものの方がやや高くなる傾向にあります。
マリッジリングの購入額は、20代で「18～23万円台」、30代で「26〜28万円台」が相場となっています。全体の結果としては「30万円以内」が最も多い購入額です。また、当然ではありますがエンゲージリングと同様に、年収が高くなるにつれ比例して購入額も多少上がるようです。
ですが、マリッジリングはシンプルなものが好まれることもあり、年代や年収別に見てもエンゲージリングに比べてそこまで購入額は大きく変わらないのが印象的です。
マリッジリングの選ぶ基準や購入時期は？
マリッジリングは価格以外に、選ぶべき基準はどういったものがあるでしょうか？人によって重視したい部分は違いますが、最初に考えておきたい要素について紹介します。また、購入時期は最も重要なポイントです。
人気の形と材質
マリッジリングは日々身に付ける大切なもの。だからこそ価格よりもデザインで選びたいと考える人は多いです。指輪を選ぶ際には「素材」と「形状」の2つに分けて考えると自分達に合ったリングを選ぶことが出来ます。
素材にはシルバー、ゴールド、プラチナといった種類がありますが、プラチナが最も人気となっています。次いでゴールドが人気で、ゴールドにはピンクゴールドやイエローゴールドといった色味を含むものもあります。変色しにくい、プラチナやチタン、ステンレス、ジルコニウムといった素材を含むものも良いでしょう。また、2つの材質を合わせた「コンビ」はデザイン性が高く個性的でおしゃれです。
そしてもう1つ意識したいのが「形状」。指輪の形は1番見た目に関わる部分です。ストレートが特に人気が高いですが、細めのリングにウェーブの形状のデザインも女性からは人気があります。他にもV字、幅広、エタニティなどといった形があります。
デザインはシンプルが好まれる！石は入れるべき？
エンゲージリングには大きめのストーンがついたものを選ぶ人が多いですが、マリッジリングにはストーン系の装飾物をつけないという選択をする人が過半数を占めています。実際に周りを見渡してみても、とてもシンプルなものを身に付けている人が多いのではないでしょうか。
「結婚指輪」としての機能面を大事にしながらも、ずっと付けるものだからこそどんなシーンにも溶け込めるような指輪が好まれているのです。
ですが、ストーンがあると見た目の華やかさが格段に変わってくるので加えたい人もいるでしょう。ストーンは「ダイヤモンド」が1番の人気です。小粒ダイヤをポイントで1〜3粒はめ込んだデザインや、細かいダイヤを石畳状にリングにあしらったデザインなどがあります。
ストーンを含む指輪にする際は、機能性や耐久性に注意して選ぶようにすると後悔するのを防げるでしょう。
マリッジリングの購入時期
マリッジリングを購入するタイミングは特に注意しておきたいポイント。結婚式を挙げるまでに指輪を用意する必要があるためです。
多くのカップルは、結婚が決まってから結婚式の半年前までに購入をしています。お店に行ってどの指輪にするか選んで購入に至っても、実際に商品が届くまでには1ヶ月程度かかることが多いので、できるだけ早めに検討し始めるのが大切です。自分達でデザインを決めるとなると、さらに時間がかかると考えられます。
事前に予算やどんなデザインのものが良いかを2人で話し合っておくと、お店に行ってから選ぶのがスムーズになりますよ。
プラスで付加価値をつけるなら
2人だけの大切な指輪になるものなので、とっておきを選びたいですよね。プラスで他に確認しておきたい要素は何があるでしょうか？
フルオーダー/セミオーダーにする
マリッジリングは、すでにデザインが決まっている「既製品」タイプを購入するか、自分達でデザインを決められる「オーダー」タイプにするかを選ぶことが可能です。オーダータイプには大きく分けて「セミオーダー」と「フルオーダー」の2種類があります。
セミオーダーは、元々ある範囲の中から指輪を選び、ストーンやパーツ、デザインを変更することができます。フルオーダーは最も価格が高くなりますが自分達でほとんどのデザインを決められるので、オンリーワンな指輪に仕上がりますよ。
既製品の中から選ぶ人も多いですが、「2人だけのオリジナルな指輪にしたい」という人はオーダーで選ぶのがおすすめですよ。
アフターメンテナンスのある購入先を選ぶ
マリッジリングは長く使い続けるものなのでアフターメンテナンスやサポートが充実しているブランドで購入するのが良いでしょう。購入先は国内ブランドが人気傾向にありますが、国内外問わず人気ブランドかどうか以上に、そういったサポート体制が整っているかを意識するのも、1つの選ぶ指標となります。
なので「傷の歪みを修復したり、磨き直し（クリーニング）を行ってくれるか」という点は、あらかじめ購入前に確認しておきたいところです。ブランドによっては無料で保証してくれる期間がある場合もありますよ。
長く美しい見た目を維持するには、修理代も考慮して指輪を買うことが大切です。
ダブル使いやオリジナルデザインでおしゃれを楽しむ
近年は、指輪を重ね付けするおしゃれを楽しむ人が多いです。複数の指にアクセサリーとしての指輪をつけたいと思っている人は、マリッジリングもあらかじめ重ね付けするのを考慮した太さやデザインにしておくのが良いでしょう。
重ね付けをするなら、マリッジリングはあまりデザインが豪華すぎないシンプルなものや、ストレートラインの形状の指輪がおすすめです。
また、最近ではエンゲージリングとマリッジリングを重ね付けする女性も増えています。その際には色味が同じようなものを選ぶと統一感が出て見栄えが良いでしょう。ですが材質やデザインは全く同じにせず、変化を持たせるとメリハリがついておしゃれですよ。
そしてお互いの名前や、記念日の刻印を入れるのも特別感があり人気があります。ラテン語や英語のメッセージ、言葉を刻むのもロマンチックで素敵ですね。刻印を入れる場合には、それだけで数週間〜1ヶ月程度かかることが多いので早めに作れるよう考えておくようにしましょう。
マリッジリングは納得のいくものを2人で決めよう
プロポーズに用いるエンゲージリングとは違い、マリッジリングは多くの夫婦が2人で慎重に選んでいます。今回紹介したマリッジリングの平均相場額や選び方はあくまでも目安です。2人にとって納得のいく決断をすることが何より大切でしょう。マリッジリングはこの先の夫婦の関係を表す「誓いのリング」だからこそ、最後まで悔いの残らない選び方ができるといいですね。
