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コラム

2022.04.07

前撮りのメリットは?幸せな瞬間をカタチに残すためのポイントやトレンドを紹介

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結婚式の前撮りとは、式の2週間~1ヵ月前に婚礼衣装を着用してふたりの写真を撮ることです。式より早く写真を撮ることで当日の予行演習ができる、当日着る予定のない衣装を着用できるといったメリットも。ここでは、前撮りのメリットや種類、料金相場、さらにはおすすめのスポットやポーズまで紹介します。

前撮りのメリット

ドレスの写真を眺める女性
前撮りとは、結婚式の前にドレスや和装で写真を撮ること。「結婚式の前のやることリスト」に加えられていることが多いため、結婚式の予定の一部として計画を立てるカップルも多いようです。結婚式の前に写真を撮ることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

満足のいく写真が撮れる

前撮りの大きなメリットは、満足できる姿を写真に残せるという点です。

前撮りの日の予定は、「撮影だけ」しかありません。時間に縛られないため、新郎・新婦とも余裕を持って望めます。リラックスして撮影できるため、表情も普段に近いナチュラルなものとなるでしょう。

また、結婚式当日では難しいロケーション撮影や小物を使った撮影なども可能です。ポージングなどの細部にまでこだわることができ、見栄えの良い結婚写真が残ります。

納得がいかない場合は撮り直しも可能なので、本当に満足できる写真が撮れますよ。

結婚式の予行演習ができる

前撮りでは、結婚式と同じメイク・衣装で撮影します。この時、気に入らない部分やミスマッチがあれば、修正することも可能です。結婚式当日になって「思っていたのと違う!」と慌てずに済むのは、大きなメリット。

また、結婚式は「一生に一度の晴れ舞台」ともいわれます。自分達が主役の式は、意外と緊張するものです。前撮りで予行演習しておけば、本番当日の雰囲気に慣れておくことができるでしょう。

いろいろな衣装を着られる

時間や予算の関係もあり、「着てみたい服を我慢した」という花嫁は多いのではないでしょうか。前撮りをすれば、結婚式で諦めた服も着られます。

また、結婚式は洋装でも、前撮りで和装を選択することも可能です。前撮りすれば、結婚式当日では着られない服も結婚の思い出として着用できます。

一生に一度の結婚式ですから、できれば後悔はしたくないもの。たくさんのドレスが着られれば「あれを着ておけば良かった」と後悔する可能性は低くなるはずです。

前撮りの種類

前撮りにはフォトスタジオで行うスタジオ撮影と、屋外に出て撮影するロケーション撮影があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。    

スタジオ撮影

写真を確認する写真家
スタジオ撮影は、文字通りフォトスタジオで撮影することです。

メリットとしては「天候の影響を受けにくい」点が挙げられます。悪天を気にせずスケジュールを組めるので、撮影がスムーズです。小物などを多用すれば、オリジナリティが高く凝った写真も撮れるでしょう。

また、スタジオ撮影は室内で完結する分、リーズナブルな価格であることがほとんど。なるべくコストをかけたくないカップルには特におすすめです。

ロケーション撮影

水辺でカップルの写真を撮る写真家
ロケーション撮影は、屋外などに出て自分達の好きな場所で撮影することです。

「天候に左右されやすい」「スタジオ撮影と比較すると高額になる」という点はありますが、写真の見栄えが良いのは大きな魅力です。

スタジオにはない良い雰囲気の場所や、思い出の場所で素敵な一枚を残せます。春は桜、秋は紅葉など、季節感のある写真が撮れるのはロケーション撮影ならではです。

前撮りの料金相場

料金を計算中のカップル
プランを選ぶとき、気になるのは料金です。前撮りをした時、料金相場はどのくらいなのでしょうか。内訳や料金が決まる要素について紹介します。    

平均金額は5~20万円

前撮りにかかる金額は、平均で5~20万円ほど「スタジオ撮影orロケーション撮影」「カット数」などによって、金額が大きく異なります。また、選ぶ業者による差も大きいでしょう。

依頼する前に、「価格帯」「ロケーション撮影は必要か」などについて、ふたりでよく話し合っておくことをおすすめします。

衣装の種類・数によって料金が変わる

前撮りでたくさんドレスを着用すると、その分金額も高めになります。例えば、パッケージタイプのプランを選んだ場合、衣装の枚数はあらかじめ決まっていることがほとんどです。規定の枚数より多く着たい場合は、追加料金が必要となるでしょう。

また、一般的に和装の方が洋装よりも高額になりがちです。着付けやヘアメイクに時間がかかる分、ある意味当然。
とはいえ、和装は結婚式の当日に着用するよりも、前撮りで着用した方がリーズナブルに借りられます。結婚式の当日が洋装のみなら、前撮りは和装を選ぶのもおすすめです。

前撮り料金の内訳

費用の内訳は、主に次のようなものがあります。

・撮影料金
・衣装代
・ヘアメイク代
・写真補正料金
・アルバム・データ作成料金
・交通費(ロケーション撮影)
・撮影場所使用料(ロケーション撮影)など

ほとんどの写真スタジオには、撮影・衣装・アルバム代まで含まれたパッケージプランが用意されています。個々で選ぶよりもリーズナブルな場合が多い上、一つ一つ選ぶ手間もかからないので人気です。前撮りする際は、希望に合うプランがあるかどうかをまずは探してみてはいかがでしょうか。

前撮りの最新トレンド

前撮りで悩むのが、ロケーションや「どんなポーズで撮影してもらうか」ということ。自分達らしく楽しめるよう、他のカップルはどのように前撮りを行っているのか、チェックしてみましょう。人気ロケーションやポーズを含む最新トレンドを紹介します。    

人気のロケーション

海辺に立つカップル
前撮りで人気の場所は、海、神社、有名な観光地などです。洋装・和装に合う見栄えの良い場所が好まれます。また、結婚式やチャペルも人気の高いスポットの一つ。近年は前撮りと神前式を兼ねて行うカップルも増えているそうですよ。

人気のポーズ

見つめ合うカップル
前撮りでは「どのようなポーズを取るか」も重要なポイントの一つです。まず必ず入れたいのが、ふたりの全身ショット。ドレスや和装の美しさがよく分かるよう、頭からつま先まで見える写真を残しておきましょう。

この他、ロケーション撮影では「素敵な背景をバックにして見つめ合う」ポーズも人気です。遠景・近景で雰囲気が変わるので、バリエーションを変えて撮るカップルも少なくありません。

人気の小道具

番傘を持つカップル
最近では、おしゃれな小道具を持ってオリジナリティの高い一枚を撮るカップルも増えています。例えば和装なら、古風な番傘や扇子など。持ち方次第でいろいろな雰囲気が出せます。

また、洋装ならお互いのイニシャル入りのオブジェや結婚式のウエルカムボードを持つ演出も人気です。カジュアルでポップな雰囲気の一枚となります。

この他、ドラマチックな演出を好む人には「プロポーズ場面の再現」もおすすめです。素敵な瞬間を残しておけば、後で良い思い出として楽しめるでしょう。

スムーズな前撮りのためのポイント

相談するカップル
前撮りをすると決めたら、早めに準備を始めねばなりません。思いどおりの前撮りを叶えるために必要なポイントを紹介します。    

早めに予約する

前撮りは、結婚式の2週間前~1ヵ月前後に行うのが一般的です。希望の日を押さえたいなら、予約は3ヵ月前までには済ませておきましょう。

少々早すぎるのでは?と思うかもしれませんが、前撮りのための打ち合わせや衣装合わせも必要です。変更や修正があった場合も慌てずに済むよう、余裕を持ったスケジュールが望ましいといえます。

特に人気の高いシーズンに予約を入れる場合は、3ヵ月前と言わず早めに予約してください。例えば開花時期の限られる桜のシーズンは人気が高く、前年の10月頃から予約を入れる人もいるそうですよ。

希望をきちんと伝える

撮影の際に希望がある場合は、細かいことでもきちんとカメラマンに伝えておいてください。

例えば、「左側から撮られたくない」「スキンシップは恥ずかしいからイヤ」など、伝えておかないとカメラマンには分かりません。スムーズに前撮りが進むよう、必ず「事前に」伝えておくのがベターです。

「あまり細かいことを言うと嫌がられるかな?」などと、心配する必要はありません。結婚式の前撮りは、一生に一度のこと。妥協せずにベストな写真を撮ってもらいましょう。

イメージをパートナーと共有する

撮影に望む前に、主役のふたりがイメージを共有しておくことも大切です。「彼女は張り切っているのに彼氏は面倒くさそう」では、良い写真は撮れません。

ポーズや小物について相談し「カジュアルな雰囲気がいいね」「スキンシップ撮影はナシで」など、お互いの「こんな写真にしたい」を話し合っておくことをおすすめします。

前撮りで一生の思い出となる写真を残そう   

海辺で結婚式を挙げるカップル
前撮りの目的は、あくまでも「きれいな結婚写真を残すこと」。結婚式本番のようにスケジュールが定まっていないため、気楽な雰囲気で楽しめます。

ただし、前撮りは「スタジオか・ロケーションか」「どのような衣装を何着着用したいのか」などによって料金が異なるため、パートナーとよく話し合ってプランを選んでくださいね。素敵なポーズやロケーションで、一生の思い出となる写真を残しましょう。

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