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コラム

2021.07.26

ネックレスが壊れたら自分で修理できる?

チェーンの切れたネックレス
ネックレスはもともとどこかにひっかけてしまった時に首を守るため、ある程度の負荷が加わると丸カンが外れるようにできています。そのため、修理するタイミングが多いと感じてしまうかもしれません。お気に入りのネックレスを修理して使いたいけれど、プロに頼むと時間も費用もかかるから自分で修理したい、と考える人も少なくないでしょう。始めに、ネックレスは自分で修理可能かについて解説します。

場合によっては自分で修理可能

状況によって、ネックレスの修理は自分でできることもあります。例えば、ネックレスの修理で多いのはチェーンが切れた場合。チェーンと引き輪をつなぐ丸カンやCカンと呼ばれる部分が開いて切れたのなら、2本のペンチを用いて自分で修理できます。この場合は、しっかり輪を閉じたつもりでも隙間が空いてしまっていることがあるため、きちんと隙間がないか確認するのがポイントです。
またトップをチェーンから取り外せるネックレスなら、新しいチェーンと交換することで対応可能です。

複雑な修理はプロに頼むのがおすすめ

パールネックレスのような糸でつないでいるジュエリーの糸部分が切れてしまった場合は、糸替えが必要です。これを自分で修理するのは至難の業。ワイヤーを通したネックレスも同様です。その他、溶接が必要な場合や宝石が取れかけている場合なども自分では難しいので、プロに頼んだ方が良いでしょう。

ネックレスの修理を依頼できる場所

パールの糸通しをする人
自分では難しい修理が発生した場合、ネックレスはプロの修理に託すことになります。万が一の時のために、どこに修理を依頼すれば良いのかを知っておきましょう。

購入したお店

ネックレスの修理を依頼したい場合、まずは購入したお店に持っていくと良いです。ジュエリーブランドの商品なら、ネックレスの状態によっては費用を要さず修理してもらえることもあります。その際は購入時に付いてきた証明書や保証書を忘れずに持参してください。
ただし、どんな修理でもできるわけではありません。修理には数週間かかる場合があることも理解しておきましょう。

ジュエリー修理専門店

ジュエリー修理の専門店でも、修理が可能です。これらのお店はチェーン店で、ショッピングモールやデパートに出店しているため、利便性も高いです。ただし海外ブランドのネックレスや複雑な加工のもの、特殊な素材などは断られることもあるでしょう。

個人が経営するジュエリーショップ

地域密着型のチェーン展開していない個人が経営しているジュエリー専門店でも、修理に対応していることがあります。オーナー自身が職人であったり、店舗に工房があったりする場合もあるので、臨機応変に対応してもらえることも多いようです。

郵送で修理受付をしているネットショップ

近所に持ち込み修理ができるような場所がない時は、郵送で修理を受け付けてくれるネットショップに依頼する方法もあります。ただしショップを選ぶ際には口コミを参考にするなど、しっかり吟味することをおすすめします。

ネックレスの修理期間と費用

ペンチでネックレス修理をする人
大切なネックレスをプロに修理してもらう時、気になるのは修理期間とその費用。修理にはどれくらいの期間を要して、修理費用の相場はどれくらいなのかを知っておきましょう。

修理期間の目安

修理の内容と直す場所次第で、ネックレスの修理に必要な期間は変わります。チェーンの交換や開いてしまった部品を閉じるなどの簡単な修理なら、即日対応できることが多いようです。時間も数十分程度で完了します。チェーン展開している修理専門店であれば、特に修理期間は短くなる傾向にあります。テクニックが必要な修理の場合やブランドジュエリーの購入店に持ち込む場合は、数週間かかることもあるようです。

修理費用の目安

修理費用は、一般的なチェーン切れなら1,000円程度、複雑なものなら3,000円程度が目安です。引き輪やプレートの交換も部品代にプラス1,000円程度でしてくれるところもあります。パールネックレスの糸替えなら4,000円から、取れかけた宝石を付け直すなら5,000円からが目安です。
フェスタリアでのネックレス修理費用の目安は、以下を参考にしてください。
修理内容 目安費用
丸カンが取れた(丸カンあり) 無償
丸カンが取れた(丸カンなし) 部品代
チェーン切れ 2,000円~
パールネックレスの糸・ワイヤー替え 3,000円~
取れかけた宝石を付け直す 3,000円~

ネックレスの具体的な修理方法

ジュエリーを作る女性
ネックレスの修理にはいろいろな種類があり、その種類によってもかかる期間や費用は異なります。ここでは、具体的なネックレスの修理の種類を紹介します。

ネックレスの修理方法①パーツを交換する

丸カンやCカンなど部品の一部を交換するだけなら、自分でもできますが、プロに依頼するとやはり完成度に差が出ます。交換の場合、プロであれば修理する品物の素材と同じ素材のパーツを選定できるのもメリット。仕上がりも満足のいく美しさでしょう。

ネックレスの修理方法②チェーンやパーツを溶接する

新しいチェーンに付け替えることで、ジュエリーを再生する方法もありますが、本来の印象と変わってしまうことが多いです。なるべく元の状態にしたいなら、切れたチェーンを溶接してつなぎ合わせてもらうと良いでしょう。金やプラチナに違う金属を混ぜたローと呼ばれる糊のようなものを使えば、ジュエリーの素材を溶かすことなくお互いのパーツを付けられます。

ネックレスの修理方法③宝石を留め直す

宝石をあしらったネックレスの石が取れてしまったり、外れそうになっていたりする時は留め直しが必要です。宝石は石座に固定させるため、爪と呼ばれる部分が曲がったり変形したりすることで、取れてしまうことも。もし爪自体が壊れていれば、新しい爪を溶接してもらわなくてはなりません。

お気に入りのネックレスを長く綺麗に使うためのポイント

ダイヤモンドのネックレスを着けた女性
ネックレスは万が一修理が必要になっても対処できることが多いですが、できれば長く綺麗な状態で使い続けたいもの。そのためには日頃のメンテナンスが大切です。ここでは、ネックレスを長持ちさせるお手入れ方法やコツを紹介します。

使用後は必ずお手入れをする

ネックレスを外した後は、必ずお手入れをしてからしまうようにしてください。一日身に着けたネックレスには、汗や化粧品、香水、皮脂などが付着しています。清潔なやわらかい布で拭いてから、収納しましょう。外した後に放置しないことで、ジュエリー本来の輝きを保てます。

チェーンを伸ばした状態で収納する

ネックレスを収納する時は、チェーンを伸ばした状態で収納してください。ネックレス同士がぶつかると、チェーンが絡んでしまって負荷がかかることがあります。また宝石のついているネックレスなら、傷がついたり欠けてしまったりする場合も。見せる収納などはおしゃれですが、紫外線で焼けてしまったり、ほこりがついたりするためおすすめできません。

ショップでメンテナンスを行う

ネックレスは不具合がなくても定期的にショップに持って行ってメンテナンスしたり、状態をチェックしてもらったりすることで、修理の発生を事前に防げます。購入時にメンテナンスサービスについて確認しておくと良いでしょう。

大切なネックレスの修理はプロへ任せよう

ネックレスを着けてもらう女性
ネックレスの修理をしたい場合、まずはどこが原因なのかを見極めます。そして自分で修理可能な場所かどうかを判断します。ただし自分で修理可能な場合でも、修理に自信がないのであればプロに任せる方が無難です。大切なネックレスだからこそ信頼できるプロに修理を任せ、正しくメンテナンスをしながら身に着けましょう。

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