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コラム

2021.11.29

結婚式の演出におすすめのライスシャワー。意味や成功させるポイントを解説

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結婚式の演出として行われるライスシャワー。最近はお米だけでなく、さまざまなアイテムを使ったライスシャワーの演出が人気です。この記事ではライスシャワーとは何か、やり方や注意点、お米以外の演出などライスシャワーについて詳しく紹介していきます。自分達らしいライスシャワーを見つけて、結婚式を成功させましょう。

結婚式で行われるライスシャワーとは?

ライスシャワーで祝福される新郎新婦
新郎新婦の人生の繁栄を願って行われるライスシャワー。言葉は聞いたことがあっても、結婚式でやる理由や起源を知っている人は少ないかもしれません。まずは、ライスシャワーの起源や理由を解説していきます。

ライスシャワーは古代ローマが起源

ライスシャワーの起源は、古代ローマまでさかのぼり、豊かさの象徴とされる小麦を投げていたのが始まりです。中世になると小麦からお米に替わり、ヨーロッパへと広がりました。そこから、さらにアメリカへと伝わります。
ライスシャワーと言えば、教会で行われるイメージが強くキリスト教の儀式と思われがちでしょう。しかし、キリスト教がローマの国教になる以前から行われている習慣なため、キリスト教とは無関係です。

結婚式でライスシャワーをする理由

小麦やお米は、一粒からたくさんの実を収穫できるため「子宝に恵まれるように」という意味が込められています。また、主食となる小麦やお米を使うため、これからの生活で「食べ物に困らないように」という意味も。ライスシャワーは、新郎新婦のこれからの人生の繁栄と子宝を願った風習と言えるでしょう。

結婚式で使うライスシャワーの作り方と投げるタイミング

ライスシャワーと言えば、生のお米を撒くのが定番の演出でした。しかし最近では生のまま撒くのはNGな式場もあるため、袋に入れるなどさまざまな工夫が必要です。また、投げるタイミングを間違えるとせっかくの演出も失敗に。ここでは、ライスシャワーの作り方と投げるタイミングを紹介します。

ライスシャワーは生で投げたり袋に入れたりと作り方がさまざま

花びらと米を袋詰めにしたライスシャワー
本来ライスシャワーは、生のお米をそのまま振りかけるものですが、投げ方によっては当たると痛い、終わった後の掃除が大変といった問題も。そのため、最近ではチュールに包む、巾着に入れるなどのアレンジをするケースが増えています。
袋に入れる場合は、お米が飛び出さないように目の細かいチュールを使いましょう。5×5cm程度にカットして、5~6粒程度のお米を包みリボンなどで縛ると完成です。投げた時にすぐ下に落ちてしまわないように軽く作るのがポイント。また、チュールを縛るリボンをカラフルにしたり、お米と一緒にスパンコールなどを入れたりすると華やかになりますよ。

結婚式の終盤で投げるのが基本

結婚式が終わり、ゲストが外に出る時タイミングで用意したアイテムを配ります。そして、新郎新婦が出てくるタイミングで投げてもらいます。小さいものですが、本気で投げると痛いものです。特に子どもは手加減が分からずぶつけてしまう可能性も。ゲストには勢いよく投げないよう、式場のスタッフなどに一言声を掛けてもらいましょう。
教会だけでなく、神前式や仏前式でも許可が貰えれば可能なので、ライスシャワーを考えているカップルは確認してみると良いですよ。また、ライスシャワーを行う場合は、事前にゲストに伝えておき、ゲストを待たせないように段取りをきちんと確認しておくのも大切です。

結婚式でライスシャワーをする時の注意点

結婚式後の床に散らばった米と花びら
ライスシャワーは、結婚式で人気の高い演出の1つですが、式場への確認は必須です。また、ゲストの年齢層なども考えた方が良いでしょう。ここでは、ライスシャワーをする時の注意点を紹介します。

式場に確認をする

ライスシャワーはお米を撒くため、その後の掃除も大変です。屋外の場合でも、撒いたお米に鳥などの小動物が来て式場を汚してしまう可能性があります。そのため、ライスシャワーがNGの場合もあるため、あらかじめ式場に確認をしておきましょう。
ライスシャワーがNGの場合でも、お米を包んだものやお米以外のアイテムならOKという場合もあるため、相談してみると良いですよ。また、ライスシャワーOKの場合でも、オプション料金や清掃代がかかる場合もあります。

お米が散らばない工夫をする

屋内でライスシャワーを行った場合、散らばったお米を踏んで花嫁さんが転んでしまう可能性があります。また、髪の中にお米が入ってしまうと、取り除くのが大変です。そのため、最近ではお米をチュールなどに包んで、散らばらないように工夫するのが一般的です。

親族やゲストの感じ方に注意する

親や親族、ゲストの中には、食べ物を投げることに抵抗を感じる人もいるでしょう。昔から「一粒のお米には七人の神様がいる」と言われるように、特に年配の方は主食となるお米を投げる行為に良い印象を持たない可能性もあります。ライスシャワーを考えている場合は、事前に親や親族に相談し、リサーチしておくのがおすすめです。

ライスシャワーに代わる結婚式でのシャワー演出

ライスシャワーを演出に取り入れるのが難しくなった場合、花やリボンなどのアイテムを使ったシャワー演出を代わりに検討すると良いでしょう。ここでは、お米以外のアイテムを使った演出を紹介します。
アイテムによっては持ち込み料が必要だったり、NGな会場もあるため、準備をする前に会場に確認してくださいね。また、自分達で作る場合は時間がかかるため、スケジュールに余裕をもって準備するのがポイントです。

フラワーシャワー

花びらと羽の入ったカップ
フラワーシャワーと言えば、ライスシャワーと並ぶ人気の定番演出です。生花を使ったフラワーシャワーには、舞い散る花の香りが新郎新婦を清め、災難から守るという意味があると言われています。
しかし、生花の場合は、踏んでしまうと滑る可能性が高く、ドレスを汚してしまうこともあるため、最近では造花を使うカップルも増えています。また、花びらと紙吹雪を組み合わせたり、ふたりのイニシャルをスタンプしたフラワーペタルを混ぜたりするのもおすすめです。

リボンシャワー

色とりどりのリボン
お米の代わりにカラフルなリボンを使ったリボンシャワー。チョウチョ結びにしたリボンがひらひらと舞い、純白のウエディングトレスにくっつくと可愛らしい印象に。また、ふたりの歩く道を華やかに彩ってくれ、使うリボンを手作りすればコストダウンにもつながりますよ。

折り鶴のシャワー

カラフルな折り鶴
和装の場合、折り紙で作った折り鶴を投げる演出も素敵です。沢山の鶴を折らなければならず、当たると痛い場合もありますが、和装ならではの演出となります。和柄の折り鶴が舞う姿は華やかで、白打掛の花嫁さんをより美しく見せてくれるでしょう。ゲスト1人に対して5羽~10羽が目安となり、折り畳んだ状態で持ち込み、当日広げるため準備の段取りをしておくのも重要です。
また、千代紙を使ったり、水引や紙風船などを混ぜるとより華やかさがアップします。折り鶴を使いたいけれど準備の時間が無いという人は、ネット通販でも購入ができるので検討してみるのも良いですね。

バブルシャワー

バブルシャワーで祝福される新郎新婦
バブルシャワーは、新郎新婦に向かってシャボン玉を飛ばして祝福する演出です。シャボン玉は空中に長く漂っているため、ロマンティックな風景を写真に撮りやすいのが魅力。また、屋外で行うと、太陽の光がシャボン玉に反射して輝き、さらに幻想的な雰囲気を作り出してくれます。
バブルシャワーには、ゲスト一人一人に吹いてもらうゲスト参加型と、シャボン玉専用の機械を使う場合があります。ゲスト参加型の場合は、人数分のシャボン玉セットや説明書を用意する必要がありますが、子ども達も楽しめる演出となるでしょう。

伝統的なライスシャワーの演出で思い出に残る結婚式を

紙吹雪を打ち上げる新郎新婦
古代ローマから伝わるライスシャワーには、結婚するふたりへの「子宝に恵まれますように」「食べる物に困りませんように」といった思いが込められています。また、親や親族、ゲストからの祝福を感じられる演出に憧れる花嫁さんも多いのではないでしょうか。
昔のようにお米をそのまま撒くのは難しくても、散らばらない工夫をしたり、他のアイテムを使ったりすることで実現できます。式場と話し合って、思い出に残る結婚式を成功させてくださいね。

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