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コラム

2021.12.16

伝統的な花嫁衣裳「白無垢」。似合う髪型やブーケ選びでおしゃれに着こなそう

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花嫁衣裳にはさまざまなものがありますが、日本の伝統的な婚礼衣装である白無垢も人気の高い衣装の1つ。本記事では白無垢の概要や込められた思い、着物の柄の持つ意味などについて解説します。さらに白無垢もウエディングドレスも着たいという花嫁さんのために、和装洋装どちらにも似合う髪型やブーケについても紹介します。

白無垢とは? 格式の高い花嫁衣裳

白無垢は、着物から小物まで一式白一色で統一された花嫁衣裳のこと。花嫁の婚礼衣装のなかでも、和装において最も格式の高いものです。まずは白無垢の伝統や込められた思い、さらに婚礼衣装としても着られる色打掛との違いについて解説します。

白無垢の由来と込められた思い

白無垢に金の扇子を持った花嫁
白無垢の歴史は、室町時代に武家の娘の婚礼衣装として用いられるようになったのが始まりとされています。当時から、最も格の高い婚礼衣装とされていました。白無垢はその名の通り、真っ白の婚礼衣装です。白は神聖な色であると考えられており、神様に仕える人の衣裳は白です。邪気を払い、神聖な儀式に臨むときの衣裳の色でもあるため、古くから婚礼衣装の色として好まれていました。白には「清廉潔白」「嫁として、嫁ぎ先の家風に染まる」などの意味があるようです。

色打掛との違い

色打掛の花嫁
和装の婚礼衣装には、白無垢以外にも色打掛や引き振袖などがあります。色打掛は婚礼衣装の中でも格式が高く、白無垢と同等とされています。真っ白な白無垢に対して、色打掛は色柄が豊富で華やかなことが特徴です。挙式は白無垢、披露宴は色打掛とする花嫁が多いですが、挙式で着用しても構いません。

白無垢の柄の意味

白無垢は一見真っ白に見えますが、よく見るといろいろな柄があしらわれています。一般的に白無垢には、松竹梅や鶴、牡丹といった縁起物が描かれており、それぞれに意味を持っています。ここでは白無垢の柄に込められている意味について、見ていきましょう。

飛んでいる鶴
鶴は一生同じ相手と添い遂げることで知られているため、夫婦円満の象徴とされています。その他にも長寿の意味を持つ吉祥文様です。白無垢にはつがいで描かれるのが一般的で、亀と組合わされたり、松竹梅と組み合わされたりすることもあります。

松竹梅

松竹梅のデザイン
吉祥文様の代表格である、松竹梅。一年中青々とした葉を持つ松、生命力の強い竹、寒い冬を耐えて春に花を咲かせる梅と、それぞれもおめでたい意味を持っています。苦しい環境でも元気に育つ松竹梅は、夫婦が困難を乗り越えていくという意味もあります。

鳳凰

鳳凰と森
鳳凰は、別名不死鳥と言われる架空の動物です。「不老不死」の意味が込められていて、花嫁衣裳はもちろん皇室の衣服や調度品にも多く使われる高貴な文様でもあります。

牡丹

赤とピンクの牡丹の花
牡丹はその豪華な見た目から、花の王様として中国では身分の高いものの象徴とされています。また、牡丹は幸せの象徴と考えられている花でもあります。華やかで風格がありながらも、若々しさや可愛らしさもある吉祥文様です。

白無垢で挙げる結婚式のスタイル

白無垢を着て結婚式を挙げるというと、厳かな雰囲気の神前式をイメージする人も多いでしょう。しかし白無垢は神前式以外で着用しても構いません。最近ではカジュアルな雰囲気の和装人前式も人気です。ここでは白無垢で挙げる結婚式のスタイルについて紹介します。

神前式

神前式の結婚式
神前式は、日本古来の信仰である「神道」にのっとったスタイルの結婚式です。白無垢を着て行う結婚式の代表格と言えるでしょう。神前式では、神社や神殿で神道の神々に誓いを立てて結婚を認めてもらいます。進行は神社の宮司などが行うのが一般的です。結婚を伝える祝詞(のりと)を奏上し、三三九度の杯を交わし玉串をささげ、夫婦の契りを結びます。

人前式

ガーランドを持った夫婦
人前式はゲストの前でふたりが結婚を誓い、証人となってもらうスタイルの結婚式です。宗教色に関係なく自分達の自由なスタイルで行えるのが魅力。神父や巫女も不要で、場所も決まりがないため、チャペルでの和装人前式もできます。ゲスト参加型の演出も可能なため、アットホームな雰囲気の結婚式になりますよ。

仏前式

結婚指輪を見せる新郎新婦
神前式と同じく、日本で古くから行われているスタイルの結婚式です。仏教の教えである「因縁」に基づいて「来世までの結びつき」を誓います。先祖や仏様に結婚の報告をするのが特徴。僧侶から新郎新婦へ数珠が授けられる「念珠授与」という儀式も執り行われます。主に仏教に信仰の深いカップルが選ぶスタイルです。正装は、白無垢です。

白無垢にもドレスにも似合う髪型やおしゃれなブーケ

白無垢などの和装だと、洋装の場合と異なり、ヘアメイクのバリエーションが限られているイメージがあるかもしれません。しかし実は今どきの和装結婚式では、洋装の時と同じようにヘアメイクで自分らしさを表現する花嫁さんが増えてきています。また、結婚式の途中で白無垢からドレスにお色直しをする花嫁さんも少なくありません。そこでここでは、白無垢にもドレスにも似合うおしゃれな髪型をピックアップしました。併せて、白無垢でも持てるブーケについても紹介します。

髪飾りでアレンジするすっきりまとめ髪スタイル

アップスタイルの花嫁
セミロングやロングならアップスタイルが定番です。きっちりまとめると清楚な印象に、毛先を遊ばせれば華やかな印象になります。ふわふわ感を出しつつも髪自体の広がりを抑えたスタイルにすれば、上品に仕上がりますよ。和装の場合は、和のテイストが感じられるかんざしをアクセントにするのがおすすめ。洋装なら華やかなヘアアクセサリーを付けるなどでアレンジが効きます。

花をあしらったフェミニンなシニヨンスタイル

シニヨンスタイルの花嫁
低めの位置でゆるく作ったお団子がかわいいシニヨンも人気の髪型です。華やかさがあり、和装にも洋装にも似合います。シニヨンの周りにお花を飾るとフェミニンな印象になれますよ。

和のイメージの花を使ったブーケ

本来白無垢にブーケは持ちませんが、おしゃれアイテムとして手元にプラスしても構いません。和装に合わせるなら、和の雰囲気を大切にしましょう。蘭や菊など和の印象がある花を選ぶと良いです。色味も白無垢に合わせて、白一色や落ち着いた色やくすみカラーを選びます。会場のカラーに合わせてもおしゃれです。お色直しの入場時や、前撮り・後撮りの写真撮影の時が取り入れるタイミングとしておすすめです。

白無垢にも映えるフェスタリアの結婚指輪

結婚式では結婚指輪の交換をすることが多いですが、せっかくなら白無垢にも似合う指輪を選んでみてはいかがでしょうか。最後にフェスタリアで人気のおすすめ結婚指輪を3選紹介します。

5石のダイヤモンドが埋め込まれた結婚指輪

フェスタリアのダイヤモンド入り結婚指輪
フェスタリアのダイヤモンド入り結婚指輪
左 ¥143,000(税込)
右 ¥148,500(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
結ばれたふたりの「縁」をイメージした結婚指輪です。シンプルなデザインながら、純プラチナ999で仕立てられた高級感のあるアイテム。石付きのデザインですがダイヤモンドは埋め込まれているので引っかかりがなく、白無垢でも気になりません。

優雅なラインが美しい結婚指輪

フェスタリアのカーブが美しい結婚指輪
フェスタリアのカーブが美しい結婚指輪
左 ¥110,000(税込)
右 ¥121,000(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
まるで白鳥が羽根を広げたようなラインが美しい結婚指輪。白無垢の持つ優雅なイメージと相性もぴったりです。指輪の内側には「曜日石」、「星座石」、「誕生石」のなかから好みのストーンをセッティング可能です。

華やかなハーフエタニティデザインの結婚指輪

フェスタリアのハーフエタニティの結婚指輪
フェスタリアのハーフエタニティの結婚指輪
左 ¥110,000(税込)
右 ¥132,000(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
ストレートのラインにメレダイヤを敷き詰めたハーフエタニティデザインの結婚指輪です。ダイヤモンドはしっかり埋め込まれているので、引っかかりがなく普段使いしやすいでしょう。シンプルながら華やかさがあり、白無垢をより引き立てるデザインです。

伝統を重んじながら白無垢を自分らしく着こなそう

白無垢で神前式を行うカップル
日本の伝統的な婚礼衣装である白無垢には、花嫁さんの幸せを思う気持ちがたくさん込められています。凛とした雰囲気が品のある和装ですが、最近では洋装と同じように自分達のスタイルで着こなす花嫁さんも多いです。結婚式で白無垢を着るなら、伝統や込められた思いを大切にしながら、自分らしくおしゃれを楽しんで着てくださいね。

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