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コラム

2021.03.30

新定番「人前式」の魅力を紹介。ゲストと一緒に作る結婚式のカタチ

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人前式とは、親族やゲストの前で結婚を誓い、証人となってもらう挙式スタイルのことです。教会式や神前式と違って形式にとらわれない挙式スタイルとして、人前式は人気を集めています。本記事では、親や友人と思い出に残る時間を過ごすことができる人前式の特徴や流れ、人気の演出など詳しく紹介します。

人前式について

ゲストに祝福される新郎新婦
教会式や神前式とは違い、自分達らしい演出ができることで人気を集めている人前式。まずはその特徴や魅力について紹介します。

人前式とは

人前式は、教会式や神前式とは違い、親や親族、ゲストの前でふたりが結婚を誓い、証人となってもらいます。教会式や神前式のような宗教色がなく、演出や進行、衣装、誓いの言葉まですべてを自分達で自由に決めることができるのが特徴です。
自由なスタイルで行えるため場所も選ばず、チャペルや披露宴会場、ガーデン、屋外施設などふたりの好きな場所や思い出の場所で式を挙げることができます。また、演出にも決まりがないため、ふたりらしいオリジナリティ溢れる結婚式が行えるのも魅力です。

人前式の魅力①ゲストも参加でき、アットホームな雰囲気になる

人前式では、リングリレーやブーケセレモニー、退場する時にゲストにアーチを作ってもらうなど、ゲストも参加できる演出ができるのも魅力です。ふたりが1番信頼できる親や親戚、友達に結婚式の証人になってもらうため、会場全体に一体感が生まれます。また、宗教に関係がないため、両家に配慮しやすいのも特徴のひとつです。

人前式の魅力②自由度が高く、費用も抑えられる

人前式は決まった形式がないため、神父や巫女を呼ぶ必要がなく、他の形式に比べて費用を抑えられます。また、挙式と披露宴を同じ場所で行ったり、誓いの言葉をふたりの思い出の場所で行ったりと、自分達が本当にやりたいと思う場所や演出ができるため、思い出に残る結婚式を挙げられます。

一般的な人前式の流れ

ゲストに祝福されている新郎新婦
人前式では決まったスタイルがないため、挙式のすべてを自由に演出できます。ここでは、一般的な人前式の流れを紹介します。

人前式の流れ

1. ゲスト入場
参列者は受付で結婚証明書にサインや記帳をしてから会場へ入る
2. 新郎新婦入場
ゲストに迎えられながら新郎新婦が入場する
3. 開式宣言
司会者や立会人代表が開式を宣言する
4. 誓いの言葉
新郎新婦が、自分達で作った誓いの言葉をゲストに向かって読み上げる
5. 指輪交換
結婚の証として指輪を交換する
6. 結婚誓約書にサイン
新郎新婦が作ったオリジナルのものやゲストと一緒に作り上げるものなどにサインをする
7. 結婚の承認
新郎新婦が完成した結婚証明書をゲストに見せ、拍手をもって承認となる
8. 立会人代表挨拶
立会人代表がいる場合は、ゲストを代表して結婚祝福のスピーチをしてもらう
9. 新郎新婦退場
ゲストの拍手に送られて退場する
これらの流れはあくまでも、一般的な流れなので、やりたい演出などがあるカップルは、自分達らしくアレンジしてみてくださいね。

人前式で人気の演出

紙吹雪の中を歩く新郎新婦
思い出の場所での挙式や自分達らしい誓いの言葉など、自由な演出ができる人前式。ここでは、人前式で人気の演出を紹介します。

12本のバラを贈るダーズンローズセレモニー

教会式では、花嫁が父親とバージンロードを歩くのが一般的ですが、人前式ではふたりらしい入場を演出できます。最近日本でも人気なのが、ダーズンロ―ズセレモニー。新郎が入場しながら、ゲストから1本ずつバラの花を受け取り、12本のバラを新婦に手渡すセレモニーです。12本のバラはそれぞれ「愛情、情熱、真実、尊敬、栄光、努力、永遠、感謝、誠実、幸福、信頼、希望」を表しており、新婦に花束を渡すことで一生この12個の項目を誓うという意味が込められています。

ふたりらしさを表現できる誓いの言葉

人前式では堅苦しく形式的な誓いの言葉ではなく、自分達の言葉で誓いの言葉を述べることができます。例えば、ふたりで作った誓いの言葉や、結婚式当日にゲストから宣誓してほしい言葉を出してもらい、新郎新婦が誓うなど。
また、「わがままな娘ですが、末永く寄り添ってくれますか?」など、父親から新郎への問いかけるような言葉なども、会場の感動を誘いますよ。

ゲストも参加できるウエディングツリー

ふたりの永遠の愛の証となる結婚証明書も、ゲストにも参加してもらう演出ができます。ウエディングツリーは、木の枝だけが描かれた絵に、ゲストが指やスタンプを使って葉っぱを作ったりサインをしてもらったりして、新郎新婦とゲスト全員で1本の木を完成させる演出です。大切な儀式に参加できることは、新郎新婦だけでなく、ゲストにとっても忘れられない思い出になるでしょう。

新郎新婦をサポートするブライズメイド&アッシャー

ブライズメイドは花嫁側、アッシャーは新郎側の付添人のことで、結婚式の日を安心して過ごすためにサポートしてくれます。中世ヨーロッパでは、幸せなカップルをねたみ悪魔がやってくるという言い伝えから、悪魔の目を惑わせるために未婚の友人や姉妹・兄弟が花嫁・花婿と同じような服装で付き添ったのが由来と言われています。
欧米では、結婚式の準備から当日のお世話や進行などの全般をサポートする役割ですが、日本では花嫁の緊張をほぐし、お揃いのドレスを着て結婚式に華を添えてくれるような存在です。

華やかな雰囲気になるスターシャワー&フラワーシャワー

結婚式の退場シーンと言えばフラワーシャワーやライスシャワーが一般的ですが、紙テープを折って立体的な星を作ったり、結んでリボンにしたりと、形を変えるだけでオリジナルのシャワーが演出できます。また、さまざまな色や素材を使った紙吹雪も、大きさや素材によって舞い方や速さが変わるのでおすすめです。

人前式の立会人代表とは

結婚式でスピーチをする男性
人前式では参列者全員が立会人となりますが、式を進行するために立会人代表がいると安心です。立会人代表は必要なのか、また、その役割について紹介します。

立会人代表は必ずしも必要ではない

立会人は、ふたりの結婚の証人となる人のことです。人前式では、結婚式に参列した全員が証人となるため、立会人が必ず必要というわけではありませんが、結婚式の進行をする人が必要となる場合には、誰か代表者がいた方が安心でしょう。

立会人代表の役割

人前式の演出内容によって、立会人代表の役割は違ってきます。なかには、写真撮影の時にドレスの裾を直したり、指輪交換の時にグローブやブーケを預かったりと、新郎新婦のそばでさまざまなサポートをしながら、スムーズに式が進行するようにサポートする場合も。
また、誓いの言葉を問いかけで行う場合は、牧師や神父の代わりに立会人が行うこともあります。結婚証明書へのサインや挨拶なども、参列者を代表して立会人が行う場合もあるようです。

依頼する場合は直接会って依頼する

立会人代表は誰にお願いしなければならないという決まりはありません。社会的な地位や年齢とは関係なく、新郎新婦が信頼できる親しい人を選ぶとスムーズです。
立会人をお願いする場合は、新郎側と新婦側からそれぞれ立てるのが一般的。また、直接会って依頼するのがマナーです。その時に、式の流れややってほしいことなどを伝えておくと良いでしょう。
立会人代表をお願いしたら、お礼も忘れずに用意しておきます。金額や内容などに特に決まりはないため、サポートしてくれたことに感謝の気持ちを込めて、お礼を準備しましょう。

ふたりらしい演出で心に残る人前式を挙げよう

ゲストと食事を楽しむ新郎新婦
近年人気を集めている人前式は、形式にとらわれず自由な演出ができるのが魅力です。一般的な結婚式のような厳粛な雰囲気や決まった流れはありませんが、親やゲストと一緒に作る結婚式は深く心に残ることでしょう。ふたりらしい演出で、自分達もゲストも思い出に残る素敵な人前式を挙げてくださいね。

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