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婚約指輪・結婚指輪

2022.03.17

【指輪の製法】鍛造・鋳造の違いは?それぞれのメリット・デメリットや選び方も

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婚約指輪や結婚指輪の製造方法は、大きくわけて鍛造と鋳造のふたつがあります。それぞれの指輪の特徴を知り、自分に合うものを選ぶことが大切です。今回は、指輪の製造方法である鍛造と鋳造について、作り方やメリット・デメリットを解説。自分にあったタイプの選び方や気を付けるポイント、おすすめの結婚指輪も紹介します。

指輪の製造に用いられる鍛造・鋳造とは?

フェスタリアの結婚指輪
指輪の製造に用いられる方法は、大きく分けて2種類あります。まずは、それぞれの違いを見ていきましょう。

鍛造(たんぞう)製法

ハンマーで叩かれる金属
鍛造製法とは、金属をハンマーや機械で叩いて成型する方法です。
ハンマーを用いて作る伝統的な製法は、古くから刀作りに用いられてきました。一つ一つ職人の手作業で作るため大量生産が難しく、職人の技量によって仕上がりが決まります。
一方、機械で作るプレス製法は、第一次世界大戦頃のドイツで誕生した製法で、大量に生産できるのが特徴です。

鋳造(ちゅうぞう)製法

溶かして型に流し込まれる金属
鋳造製法は、金属を溶かし液体にしてから型に流し込んで製造する方法です。手間がかからないため、鍛造よりも短期間で大量生産することができます。

【鍛造・鋳造】それぞれの指輪の作り方

ここからは、それぞれの製法による指輪の作り方について見ていきましょう。

鍛造製法の指輪の作り方

指輪を作る工具(フェスタリア提供画像)
■伝統的な製法
指輪のベースとなる金属の塊をハンマーなどで叩いて伸ばし、棒状にしたものを曲げたり溶接したりしながら指輪の形に整えていきます。さらに、装飾を加えてヤスリで磨くことでキレイな形に仕上がります。
■プレス製法
ベースとなる金属をプレス機で圧縮して塊にし、機械で削り出して指輪の形にします。機械を用いて大量生産できるため、鍛造の指輪はこのプレス製法で作られることが多いようです。

鋳造製法の指輪の作り方

鋳造製法で作られる指輪
ろう(ワックス)で作った指輪の模型で鋳型を作ります。その鋳型に、プラチナやゴールドなどの金属を溶かして流し込み、冷やして固めると指輪の形ができます。さらに、その固まった指輪を磨いたり、宝石を留めたりしながら形を整えたら完成。現在は、この鋳造法が結婚指輪の製法として主流になりつつあります。

鍛造製法で作る指輪のメリット・デメリット

指輪を製造する人(フェスタリア提供画像)
鍛造製法の指輪は、強度の高いものができる一方で、デザインの種類に限りがあり、製造に時間がかかるといった特徴があります。

鍛造製法で作る指輪のメリット

指輪のベースとなる金属を叩いて鍛えるため、密度が向上し、強度が高く耐久性のある指輪ができます。また、硬度も高いのでに傷がつきにくく、研磨するほど輝きが増していくのも特徴です。
さらに金属に圧をかけることにより、中の空気が抜けて滑らかな着け心地に仕上がります。伝統製法の場合はひとつひとつ手作りなので、歴史と職人の技が感じられる指輪ができるのも魅力です。

鍛造製法で作る指輪のデメリット

金属を直接加工して作るため、繊細で複雑なデザインを実現することが難しく、シンプルなデザインのものが多いです。また、伝統製法の場合は職人が一つ一つ手間をかけて作ることから、完成までに日数がかかります。

鋳造製法で作る指輪のメリット・デメリット

鋳造製法で作る指輪
鋳造製法で作られる指輪は、デザインが豊富で選びやすい反面、鍛造法よりもやや強度が低いといった特徴があります。

鋳造製法で作る指輪のメリット

必要な量の金属を流し込んで作るため、生産コストを抑えられます。短期間で大量生産できることから、指輪を含む多くのジュエリーは、この製法で生産されているようです。
金属を溶かしデザインのベースとなる型を作るので、デザインの実現性や自由度が高いのも魅力。コンピューターを使用して鋳型が作れるため、複雑で繊細なデザインやS字やV字などのウェーブが入ったデザインも実現することができます。

鋳造製法で作る指輪のデメリット

金属を溶かして流し込む際に、気泡が混入したり、密度が高められずにムラが生じたりすることも。そのため、鍛造法に比べると、強度や硬度がやや劣ってしまいます。しかし、信頼性の高いお店の商品であれば、品質に問題はないでしょう。

【鍛造・鋳造】自分にあったタイプの選び方と気を付けるポイント

結婚指輪をはめて手をつなぐカップル
鍛造・鋳造それぞれの製法によって、指輪の特徴も変わります。婚約指輪や結婚指輪を永く愛用するためには、製法による特徴を踏まえたうえで自分に合ったものを選ぶことが大切です。ここからは、自分に合ったタイプの選び方と気を付けるポイントを紹介します。

【鍛造・鋳造】自分に合った指輪の選び方

■鍛造製法
幅が広めで重圧感のあるデザインが多く、手元を美しくゴージャスに見せてくれます。また、傷がつきにくく耐久性があるため、家事や育児、仕事中でも安心して身に着けられます。いつも身に着けていたい人、シンプルなデザインが好きな人、こだわりのものを身に着けたい人におすすめです。
■鋳造製法
複雑で繊細なものや可愛らしいもの、S字やV字などデザインが豊富。硬くて扱いが難しいピンクゴールドの指輪なども、鋳造なら見つかりやすいでしょう。多くのデザインや素材の中から選びたい人、コストを抑えたい人におすすめです。

【鍛造・鋳造】選ぶ際に気を付けるポイント

■鍛造製法
大幅なサイズ直しが難しいものや、サイズ直し自体できないデザインもあるため、購入時のサイズ選びは慎重にしましょう。サイズが大きすぎて落としてしまわないよう指にフィットするサイズを選ぶことが大切です。
購入店によっては、同じデザインのものを作り直してくれる場合もあるので、購入時に対応してもらえるのかを確認しておくと安心です。
■鋳造製法
歪みや傷がつきやすいため、力仕事をする時や重い物を持つ時、手を強く握るスポーツなどをする時は外したほうが良いでしょう。特に宝石が留められているデザインの場合、爪がゆるんで外れる可能性もあります。定期的にメンテナンスを受けられるなど、アフターサービスのしっかりしたお店を選ぶようにしましょう。

フェスタリアの結婚指輪を紹介

フェスタリアには製造方法にこだわった結婚指輪も揃っています。ふたりの愛の証だからこそ、永く身に着けられるものを選びたいですよね。ここからは、フェスタリアおすすめの結婚指輪を紹介します。

【鍛造製法】2色のコンビネーションが美しい結婚指輪

フェスタリアのQualite Etoile -Jupiter- ジュピター
フェスタリアのQualite Etoile -Jupiter- ジュピター
左:¥132,000(税込)
右:¥132,000(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
プラチナとピンクゴールド、ふたつのカラーが美しい細身の結婚指輪。中央に施されたミルグレインは、ふたりの永遠を表しています。ふたつの素材を合せることで、仲睦まじく過ごすふたりの姿を表現しました。

【鍛造製法】手元にさまざまな表情を与えてくれる結婚指輪

フェスタリアのIZUMO -Hikari- ヒカリ
フェスタリアのIZUMO -Hikari- ヒカリ
上:¥154,000(税込)
下:¥143,000(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
さまざまな光のニュアンスを楽しめる独創的なデザインの結婚指輪。鍛造製法で作られたいくつもの面が、指の仕草に合わせて表情を変えます。これからふたりが歩む日々を照らすように...という思いが込められたデザインです。

【鋳造製法】緩やかなウェーブラインで着け心地の良い結婚指輪

フェスタリアのAria アリア
フェスタリアのAria アリア
上:¥102,300(税込)
下:¥91,300(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
緩やかなウェーブラインにダイヤモンドが並んだ華奢なデザインの結婚指輪。なめらかな着け心地で指になじみ、手元をすっきりと美しく見せてくれます。

鍛造・鋳造の違いを知って、一生にひとつの指輪を見つけよう

指輪をはめる新郎新婦
婚約指輪や結婚指輪に用いられる鍛造製法と鋳造製法。それぞれの特徴を知ることも指輪選びには大切なポイントです。永く愛用するためにも、自分達に合った製造方法の指輪を選びましょう。

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