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コラム

2020.09.07

ラピスラズリには誕生月が2つ?気になる石言葉やジュエリーを紹介

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ラピスラズリは、紀元前から世界中で珍重されている、美しい青色をした宝石です。さまざまな鉱物の集合体で成り立つ表情豊かな宝石は、和名を「瑠璃」と言い、「聖なる宝石」とも呼ばれています。この記事では、9月と12月の誕生石としても知られているラピスラズリの歴史や産出地、石言葉やお手入れ方法について解説します。

「聖なる石」ラピスラズリとは

アフガニスタンのバダクシャン州で採掘されたラピスラズリ
和名を「瑠璃」と呼び、珊瑚と同じように日本人に親しまれてきた宝石ラピスラズリ。綺麗な青色の輝きは、紀元前から聖なる石として崇められてきた風格を感じさせます。

ラピスラズリの由来・産地

ラピスラズリの名前は、石を意味するラテン語のLapisと、青や空、天を意味するペルシア語(アラビア語)のLazwardが組み合わさって作られた混成語です。古代ギリシャからローマ時代にかけてサファイアと呼ばれていた宝石は、実際はラピスラズリであったとも。中世ヨーロッパになると、ラピスラズリの名前が世間で広く行き渡るようになりました。

アフガニスタンとチリ、ロシアは、現在ラピスラズリが多く採れる世界の3大産地です。また、少量ではありますが、北米やカナダでも採掘されています。とくにアフガニスタンは世界一の産出量を誇り、どの部分をとってもムラのない高品質のラピスラズリが採れるサリ・サング鉱山があることで有名です。

チリ産のラピスラズリには金箔をまぶしたようなパイライトが散っており、収集家に人気があります。一方、ロシア産は、アフガニスタン産と比較すると色が暗めで、パイライトを含まないラピスラズリが目立ちます。

ラピスラズリの歴史

ラピスラズリは紀元前から人とかかわる石でした。神聖な青色の石として世界各地で大切に扱われていたのです。愛と美の女神アフロディーテとも関係が深く、古代ローマにおいては、カップルの守護石として崇められました。

バビロニアやエジプトではラピスラズリを砕いた粉を顔料にして壁画を描き、魔除けのお札にしていたとか。とくにエジプトでは、黄金と肩を並べるほどの価値があり、ツタンカーメンの王の棺にも使われていました。

その後、ラピスラズリは海を越え、やがて日本にも運ばれるようになりました。仏教において貴重な七宝の1つ、瑠璃として多くの日本人から大切にされてきたのです。

また、1984年のアフガニスタンの内戦では、政府がラピスラズリを大量に西側諸国へ売却したことで過剰供給となり、以後、市場で安価に売られるようになりました。

ラピスラズリの石言葉

9月と12月の誕生石で知られるラピスラズリは、「成功の保証」「真実」「健康」「幸運」が石言葉です。干支では戌年、星座では牡牛座や射手座、水瓶座の守護石。幸運を運び、知恵を授ける石です。

人生の岐路に立った時、どの方向へ進めば良いのか迷う場合は、正しい道へ導いてくれるかもしれません。また、ラピスラズリを身に着けると新しいものを作り出すアイディアが思い浮んだり、勘が鋭くなったりするとも言われています。

ラピスラズリの特性

ラピスラズリはアズライトやパイライト、カルサイト、ソーダライトなどの複数の鉱物で成り立つ石です。非常に細かい結晶がまだらに入り混じってできており、鉱物の組み合わせや配合される量により、石のニュアンスも変化します。とくにアズライトやアウィン、ソーダライト、ノーゼライトの鉱物を多く含むラピスラズリは、色彩が美しいと評価されています。

ラピスラズリの色は紺青色、または瑠璃色ですが、その色を出す主成分として挙げられるのがラピスラズリに含まれるアズライトです。

宝石の硬さを示すモース硬度は5~6。ナイフで傷をつけられる硬さなので、やや傷がつきやすいと言えるでしょう。また、ガラスのような光沢感があるのが特徴です。

芸術家に愛されるラピスラズリ

鮮やかなウルトラマリンブルー
ここではラピスラズリを原料とした顔料、ウルトラマリンについて解説していきます。世界的な有名画家を魅了したとされるウルトラマリンとはどのようなものなのでしょうか。

ウルトラマリンの原料

ラピスラズリは多くの有名芸術家に愛された絵具、ウルトラマリンの原料としても使用されています。黄色が含まれた鮮やかな青色は何とも言えないほど素晴らしく、ラピスラズリだからこそ出せる色として評価されてきました。

ラピスラズリの顔料は、細かく砂のように砕いた石に、溶かしたワックスや松ヤニ、油などを混ぜて作ります。できた塊を薄い灰汁の中に入れてこねると、容器の底に沈んだ青い粒子を含む透明な顔料が出来上がります。

しかし、ウルトラマリンは希少であるため、後に合成ウルトラマリンも誕生。こちらも豊かな色彩が出せると評判です。

金よりも高価

素晴らしい色彩が出せるとして、多くの有名芸術家の心を引きつけ夢中にしたウルトラマリンは、実に高価なものであったと言われています。

ウルトラマリンの原料ラピスラズリは、当時アフガニスタンでのみ採掘されていたため希少な鉱石でした。船で海を渡り、はるばるヨーロッパまで運ばれていたので、金よりも価値があると珍重されていたのです。そのためキリストやマグダラのマリアの衣服などに、色を塗る時だけ使用されていました

なかでも、ウルトラマリンは、フェルメールの名画『真珠の耳飾りの少女』で使用されていたことでも有名です。

ラピスラズリのお手入れ・保管方法

布の上に置いたラピスラズリ
ラピスラズリの硬度は5~6で、水晶などに比べると傷がつきやすい繊細な宝石と言えるでしょう。しかし、慎重に取り扱い、丁寧にお手入れをすれば長く美しさを保つことができます。

普段のお手入れ

ラピスラズリの美しい青色の輝きを保つためには、普段のお手入れが大切。やわらかく清潔な布で乾拭きしましょう。

とくにラピスラズリのジュエリーを身に着けた後は、汗や汚れが付いているので、放置したままの状態は良くありません。狭くて拭きにくい箇所は、ブラシで汚れを掻き出すようにお手入れしてみてください。

汚れが少し気になる場合は、中性洗剤を溶かしたお湯で手早く洗うようにし、その後やわらかい布で水気を拭き取ると良いでしょう。

保管方法

ラピスラズリの保管で注意すべきポイントは3つ。

1つめは紫外線を避けることです。ラピスラズリは長時間太陽の光にさらされると変質してしまいます。直射日光に当たらないように保管してください。

2つめは硬度が高い石ではないため、傷がつかないようにすることです。ジュエリー同士が互いに接する状況であったり、落とす可能性が高い場所に置いたりするのは避けた方が良いでしょう。

3つめは湿気に注意することです。お手入れの際にすぐ拭く場合は問題ありませんが、湿気の多い場所に保管すると劣化してしまう恐れがあります。

これらの点に気を付けて、大切に保管しましょう。

毎日身に着けたいラピスラズリジュエリー

天然のラピスラズリ
落ち着いた青色の輝きは、コーディネートのアクセントにも最適。上品な色合いなので、長く愛用でき、お守り代わりとして、あなたに寄り添うデイリージュエリーになってくれるでしょう。

ラピスラズリのしずくモチーフイヤリング

フェスタリアのラピスラズリをあしらったしずくモチーフイヤリング

via www.festaria.jp

濃い色彩の青いラピスラズリに、イエローゴールドを周囲にあしらったしずく型の華やかなイヤリングは、顔周りを印象的に見せてくれます。良い出来事が沢山起こることを願い、幸せへと導いてくれる石をジュエリーとして身に着けてみてはいかがでしょうか。

K10イエローゴールド ラピスラズリ イヤリング
¥18,000(税抜) 
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。

ラピスラズリの上品ピアス

フェスタリアのラピスラズリをあしらった上品ピアス

via www.festaria.jp

しずく型と丸型のラピスラズリをセッティングした上品な印象のピアスです。ラピスラズリの濃い青色と、周囲をトリミングするイエローゴールドの色合わせが絶妙。小ぶりであるけれど存在感抜群のピアスは、仕事やプライベートなどのさまざまなシーンでマッチします。

K18イエローゴールド ラピスラズリ ピアス
¥12,000(税抜)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。

ラピスラズリの瑠璃色を纏って

3つの美しいラピスラズリ
古代より宝石としてだけでなく、絵画の絵具などとしても人々に親しまれてきたラピスラズリ。現代においても、眺めているだけで心が落ち着くような瑠璃色に魅せられる女性は数多くいます。ぜひ、この機会にジュエリーとしてラピスラズリを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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