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コラム

2023.10.16

【2月の誕生石】アメシストとは?種類や選び方、おすすめジュエリーを紹介

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高貴な紫色が印象的なアメシスト。歴史が深く勝利や愛の守護石などさまざまな意味が込められ、2月の誕生石にも選ばれています。紫の他にもグリーンやピンクがあり、それぞれ特徴が異なるのも魅力です。この記事では、アメシストの特性や歴史、種類ごとの特徴、フェスタリアからおすすめのアメシストジュエリーを紹介します。

2月の誕生石アメシストとは

アメシストの結晶
2月の誕生石として知られるアメシストは、高貴な紫色の宝石として崇められきた歴史があります。まずはアメシストの石言葉や特性、原産地、歴史や由来などの基本情報を確認していきましょう。

アメシストの石言葉

アメシストの石言葉は誠実、心の平和、愛情です。アメシストを身に着けると、不安を取り除いて心を穏やかにし、冷静な判断で物事を良い方向に導いてくれるといわれています。相手の本質を理解し、真実の愛を育む「愛の守護石」としても親しまれています。

アメシストの特性

和名では「紫水晶」と呼ばれるように、アメシストは紫色のクォーツ(水晶)です。内包物が少なく、ガラスのような光沢を放つという特徴があります。
アメシストの紫色は水晶の中に含まれる鉄分とアルミニウムによって発せられるものです。淡い色味から青味がかったもの、赤味が強いもの、ダークな色まで、同じ紫でも濃淡はさまざま。古くから多くのジュエリーブランドで取り入れられてきた人気の高い宝石です。「アメジスト」と呼ばれることも多いですが、宝石業界ではアメシストを正式名称としています。

アメシストの原産地

アメシストの主な原産地は、南米のブラジルやウルグアイ、アフリカのザンビアなどです。産地によって色味や大きさに特徴があります。
原産国 色味 特徴
ブラジル 黒みを帯びたものや明るめの色が多い ドーム状のジオード(晶洞)が採掘される
ウルグアイ 深く濃い紫色のものが採掘される 結晶の粒が小さめ
ザンビア 濃い紫の良質な原石が採れる 色ムラや偏りがあるものもある
かつては日本でも宮城県や鳥取県で採掘されていましたが、現在では採掘禁止になり日本産のものは流通していません。

アメシストの歴史

アメシストは紀元前より親しまれてきた歴史深い宝石です。特に19世紀にブラジルで大きな鉱床が見つかるまでは、非常に高価で地位の高い人を中心に重宝されてきました。
紫の染料が希少だった古来では、アメシストを高貴な石として崇め、王室の権力の象徴となる王冠や高位聖職である司教の指輪などにあしらっています。中世ヨーロッパでは、戦いを勝利へ導いてくれる守護石として兵士が身に着けていました。ルネサンス期には芸術家として有名なレオナルド・ダ・ヴィンチがアメシストに魅了され、「邪悪な考えを払って、知性をかき立ててくれる石」と評しています。

アメシストの由来・言い伝え

アメシストの語源は、ギリシャ語の「amethystos」(酒に酔わない)です。ギリシャ神話では酒の神バッカスが酒に酔い、猛獣を操って偶然通りかかった月の女神に仕える女官アメシストを襲うという場面があります。
その出来事に気づいた月の女神が、アメシストを無色の水晶に変えたと言います。酔いから覚めたバッカスがその水晶にブドウ酒を注いだところ、紫色になった、という話です。
古代ローマでは、アメシストの盃に注いだお酒を飲むと、お酒とともに、人生の悪酔いからも身を守ると信じられていました。

アメシストの種類と特徴

アメシストとシトリンの指輪を着けた女性の手元
アメシストには処理を施して色を変化させたものや、近年では天然の珍しい色味のものが発見されるなど、いくつかの種類があります。それぞれの特徴や込められた意味を紹介します。

ラベンダーアメシスト

紫外線に当たることで、淡い色合いに変色したものがラベンダーアメシストです。やわらかな色味が特徴で、ストレスの緩和や心に安らぎを与えてくれるパワーストーンとしても知られています。

グリーンアメシスト

アメシストに加熱処理を加えてグリーンに変色させたものがグリーンアメシストです。ギリシャ語で明るい緑という意味がある「prasios」という言葉から、「プラシオライト」という名前で呼ばれることもあります。グリーンに変化するのはブラジルなどの一部の鉱山で採掘された特殊な鉄イオンを持つアメシストのみで、希少性が高い種類です。インスピレーションを高めたり、人間関係を円滑にしたりする力があると信じられています。

ピンクアメシスト

2017年にアルゼンチンで発見されたばかりの新種がピンクアメシストです。アメシストに含まれる鉄によってピンク色に発色した天然無加工の色味が特徴。まだ市場にあまり流通しておらず、非常に希少な石です。ほんのりと紫色を含んだ鮮やかなピンクが美しく話題を呼んでいます。

アメシストジュエリーの選び方

アメシストのネックレスとリングを着けた女性
自分へのご褒美として購入するジュエリーは、できる限り輝きが美しく、自分好みのものを選びたいはず。アメシストを選ぶ時は、宝石のもつ色や透明感に注目し、傷や濁りがないかどうかも確認しましょう。ここではアメシストの選び方のポイントを紹介します。

好みの色合いのものを選ぶ

アメシストは深い紫から淡いライラック色まで、色のバリエーションが豊富。色の様子も、均一に色が出ているものや、グラデーションのあるものまで幅広いのが特徴です。最近では、紫色だけではなくグリーンアメシストも人気です。色によってさまざまな個性をもつアメシストは、ぜひ自分好みの色を選んでみてください。
また、透明感が際立つアメシストも人気が高いです。購入時は色味と同時に透明感にも注目してみましょう。

傷や濁りがないものを選ぶ

アメシストを購入する際は、肉眼でしっかりと宝石の状態を確認しておくことがおすすめ。経年劣化が進んだアメシストは、白っぽい濁りが出ることがあります。既に進行している場合もあるので、表面だけではなく内部も見ておきましょう。

アメシストジュエリーの扱い方

ジュエリーボックスに保管したアメシストジュエリー
大切なアメシストジュエリーは優しく丁寧にお手入れしたいもの。また大事なジュエリーは、身に着ける時はもちろん保管場所にも気を配りましょう。アメシストジュエリーのお手入れ方法や保管する際の注意点を紹介します。

普段のお手入れ方法

アメシストジュエリーを身に着けた後は、シリコンクロスのようなやわらかい布で拭いてお手入れをしましょう。もし落ちない汚れがあれば、中性洗剤を溶かしたぬるま湯を布に含ませ、優しく拭いてください。細かい場所はやわらかいブラシで汚れを掻き出すようにします。洗い終わったら流水ですすぎ、水気をしっかり拭き取ります。

取り扱いや保管する際の注意点

アメシストのモース硬度は7で、靭性も良好のため耐久性があり、ジュエリーとして適した宝石と言えます。とは言え、傷を防ぐためには適切に取り扱う必要があります。アメシストを身に着ける際は、落としたり硬いものとぶつかったりしないように注意しましょう。
保管する際は、他のジュエリーと接しないようにすることも重要です。やわらかい布にくるみ、平らに並べておくと良いでしょう。また、紫外線に長時間当たると退色する性質があるので、保管場所には直射日光が当たらない場所を選んでください。

大人の女性に似合うアメシストジュエリー

グリーンアメシストのジュエリーを着けた女性
2月の誕生石アメシストをお守りとして身に着けたい女性も多いのではないでしょうか。大人の女性に似合うアメシストジュエリーを見ていきましょう。

気品を感じさせるピンクアメシストのピアス

フェスタリアのK18YG ピンクアメシスト ピアス
フェスタリアのK18YG ピンクアメシスト ピアス
¥49,500(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
気品ある輝きが印象的なピンクアメシストのピアス。アメシスト全体に細かなカットを施しているので、光を受けるときらきらと魅力的に輝きます。繊細なようでいて立体感のあるアメシストには確かな存在感があり、横顔をより印象的に彩ります。

水面のようにきらめくグリーンアメシストリング

フェスタリアのK18YG グリーンアメシスト リング
フェスタリアのK18YG グリーンアメシスト リング
¥88,000(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
水面のようなきらめきが日常をより一層輝かせてくれるグリーンアメシストのリング。ストーンの輝きを最大限に引き立たせるミニマルなフォルムで、存在感がありながらも日々の生活に溶け込むデザインです。みずみずしい輝きを身にまとうことで、透明感のある印象に仕上がります。

エレガントな輝きをプラスするアメシストネックレス

フェスタリアのK18PG アメシスト・ダイヤモンド ネックレス
フェスタリアのK18PG アメシスト・ダイヤモンド ネックレス
¥154,000(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
ドロップ型にカットされたクリアな輝きを放つアメシストが目を引くネックレス。アメシストの優しい色合いとダイヤモンドのきらめきが、コーディネートに華やかさをプラスしてくれます。チェーンが長めなので、エレガントながらカジュアルな装いにもマッチするでしょう。

高貴な輝きを放つアメシストジュエリーを身に着けて

アメシストを持つ手
常に誠実でいて、冷静な判断ができ、さらには恋愛成就にご利益があるとされる宝石アメシスト。耐久性がある宝石ですが、美しい紫色を保つためには丁寧に取り扱う必要があります。高貴な輝きを放つアメシストジュエリーを身に着け、宝石がもつ魅力を実感してみてください。

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