SEARCH

コラム

2020.10.16

美しい紫の石・アメシスト。大人の女性におすすめのジュエリーを紹介

  • facebook
  • twitter
  • LINE

2月の誕生石アメシストは、和名で紫水晶と呼ばれるように水晶(クォーツ)の一種で、紫の色合いが美しい宝石です。一般ではアメジストの名で知られていますが、宝石業界ではアメシストと呼ぶことが通常です。今回はアメシストとはどんな宝石であるのか、選び方や取り扱い方法、大人の女性におすすめのアメシストジュエリーを紹介します。

2月の誕生石アメシストとは

アメシストの結晶
2月の誕生石として知られるアメシストは、高貴な紫色の宝石として崇められていた歴史があります。まずはアメシストの石言葉や特性、原産地、歴史や由来などの基本情報を確認していきましょう。

アメシストの石言葉

アメシストの石言葉は高貴、誠実、心の平和、愛情です。

アメシストはかつて、神聖な立場の人のみ身に着けていた宝石で、高貴の象徴でもありました。またマイナスの感情を抑え、周りに流されず、良い方向に導くパワーがある石と信じられていたのです。

さらにアメシストは愛の守護神とも呼ばれていました。ヨーロッパでは運命の出会いを引き寄せるとともに、恋愛で高まりすぎた感情を抑え、冷静な判断ができる石として親しまれてきたのです。

アメシストの特性

和名では「紫水晶」と呼ばれるように、アメシストは紫色のクォーツ(水晶)です。結晶は六方晶系の六角錐が集合したもので、大きい結晶で採れることはあまりありません。アメシストはガラスのような光沢をもつ宝石です。

また、濃い色と薄い色の直線状の帯が見られ、色ムラがあるのも特徴です。天然のアメシストは、他の水晶にはない羽の形をしたインクルージョン(内包物)が見られます。

色は濃い紫や薄い紫だけではなく、褐色、灰色がかった色合いもあります。通常、深い紫色が一様に見えるものは価値が高いです。紫色のアメシストは、加熱処理することで黄色や褐色、グリーンに変化し、加熱し続けると最終的には無色になります。そのため紫外線に長時間当たると脱色してしまう恐れもあります。

アメシストの原産地

アメシストの主要産地はブラジルとウルグアイです。その他には、南アフリカやジンバブエ、マダガスカルのアフリカ大陸の国々と、インドやロシア、アメリカ、メキシコでも産出されています。

アメシストは火山岩や堆積岩の低温熱水鉱脈から採れ、とくに赤道付近で多く産出されます。ブラジル産は黒が含まれた紫色、ウルグアイ産は深みのある紫色をしているのが特徴です。

また、かつては日本でもアメシストが採掘されていました。石川県では良質のアメシストが採れ、その宝石の素晴らしさから「加賀紫」と呼ばれていたそうです。

アメシストの歴史

歴史の深いアメシストは、宗教儀式に多く用いられたり、地位の高い人のみ身に着けたりしていました。

日本でも高貴な紫色の宝石として大切にされていた歴史があります。聖徳太子が制定した冠位十二階は、冠の色によって階級を示しますが、紫色の冠は最も尊いものとして敬われていたのです。キリスト教では司教の石として宗教儀式に用いられ、人々はアメシストのリングを身に着けていたとも言われています。

中国では皇帝のみアメシストを身に着けることを許されていました。

アメシストの由来・言い伝え

アメシストはギリシャ語の「amethystos」(酒に酔わない)が語源です。ギリシャ神話では酒の神バッカスが酒に酔い、猛獣を操り、偶然通りかかった月の女神の女官アメジストを襲うという場面があります。

その出来事に気づいた月の女神が、アメジストを白い結晶に変えたと言います。酔いから覚めたバッカスが、その水晶にブドウ酒を注いだところ紫色のアメシストになった、という話です。

古代ローマでは、アメシストの盃に注いだお酒を飲むと、お酒とともに、人生の悪酔いからも身を守ると信じられていました。

アメシストジュエリーの選び方

美しいアメシストジュエリー
自分へのご褒美として購入するジュエリーは、できる限り輝きが美しく、自分好みのものを選びたいはず。アメシストを選ぶ時は、宝石のもつ色や透明感に注目し、傷や濁りがないかどうかも確認しましょう。ここではアメシストの選び方のポイントを紹介します。

色と透明感をチェックする

アメシストは深い紫から淡いライラック色まで、色のバリエーションが豊富です。また色の様子も、均一に色が出ているものや、グラデーションのあるものまで幅広いのが特徴。

最近ではグリーンアメシストも人気です。色によってさまざまな個性をもつアメシストは、ぜひ自分好みの色を選んでみてください。

色だけではなく透明感が際立つアメシストもとくに人気が高いです。購入時のポイントは色味と同時に透明感にも注目してみましょう。

傷や濁りがあるアメシストは避ける

アメシストに万が一傷やひびがあると、宝石の価値が下がってしまいます。購入の際は肉眼でしっかりと宝石の状態を確認しておくことがおすすめ。経年劣化が進んだアメシストは、白っぽい濁りが確認できることもあります。既に進行している場合もあるので、表面だけではなく内部も見ておきましょう。

アメシストジュエリーの扱い方

ジュエリーボックスに保管したアメシストジュエリー
大切なアメシストジュエリーは優しく丁寧にお手入れしたいもの。また、大事なジュエリーは身に着ける時の扱いだけではなく、保管場所にも気を配りましょう。アメシストジュエリーのお手入れ方法や保管する際の注意点を紹介します。

普段のお手入れ

アメシストジュエリーを身に着けた後は、シリコンクロスのようなやわらかい布で拭いて、お手入れをしましょう。もし落ちない汚れがあれば、中性洗剤を溶かしたぬるま湯を布に含ませ、優しく拭いてください。細かい場所はやわらかいブラシで汚れを掻き出します。流水で洗い流した後は、水気をしっかり拭き取りましょう。

取り扱いや保管する際の注意点

アメシストのモース硬度は7で、靭性も良好のため耐久性があり、ジュエリーとして適した宝石と言えます。とは言え、傷を防ぐためには適切に取り扱う必要があります。アメシストを身に着ける際は、落としたり硬いものとぶつかったりしないように注意しましょう。

傷を防ぐためには他のジュエリーと接しないように保管することも重要です。やわらかい布にくるみ、平らに並べておくと良いでしょう。アメシストは紫外線に長時間当たると退色する性質があるため、保管場所には十分注意してください。

大人の女性に似合うアメシストジュエリー

アメシストをあしらったピアス
2月の誕生石アメシストをお守りとして身に着けたい女性も多いのではないでしょうか。アメシストジュエリーのおすすめは、透明感のあるグリーンのリングと淡くやわらかな紫色のペンダント、色とりどりのカラーストーンをあしらった華やかなピアスです。大人の女性に似合うアメシストジュエリーを見ていきましょう。

ドロップ型のグリーンアメシスト・ダイヤモンドリング

フェスタリアのドロップ型グリーンアメシスト・ダイヤモンドリング
K18ピンクゴールド グリーンアメシスト・ダイヤモンド リング
¥150,000(税抜)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。

ドロップ型にカットされたグリーンのアメシストと、サイドに飾られたダイヤモンドの組み合わせが豪華なリングです。落ち着いた印象のクリアなグリーンアメシストは、ビジネスシーンにもマッチします。仕事を頑張る自分へのプレゼントとしても最適ですね。

ラウンド型のライトアメシストペンダント

フェスタリアのラウンド型ライトアメシストペンダント
K14ピンクゴールド ライトアメシスト ペンダント
¥68,000(税抜)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。

淡くやわらかな紫色のアメシストをあしらったラウンド型のペンダントです。透明感のあるアメシストの色合いと、ピンクゴールドの地金がマッチし、エレガントな女性らしさを演出します。アメシストの輝きのように、身に着けた人の日常をキラキラと演出してくれるジュエリーです。

アメシストと色とりどりのカラーストーンが華やかなピアス

フェスタリアのアメシストとカラーストーンが華やかなピアス
K10イエローゴールド アメシスト・ピンクトルマリン・ローズクォーツ・ラブラドライト ピアス
¥28,000(税抜)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。

やわらかい紫色のアメシストをメインとし、色とりどりのカラーストーンをあしらったピアス。耳元で揺れるピアスはいつものコーディネートにプラスすると、おしゃれな印象に仕上がります。

高貴な輝きを放つアメシストジュエリーを身に着けて

アメシストを持つ手
常に誠実でいて、冷静な判断ができ、さらには恋愛成就にご利益があるとされる宝石アメシスト。耐久性がある宝石ですが、美しい紫色を保つためには丁寧に取り扱う必要があります。高貴な輝きを放つアメシストジュエリーを身に着け、宝石がもつ魅力を実感してみてください。

RELATED