ブライダルシャワーとは
海外ドラマで目にすることが多いブライダルシャワーは、新婦が結婚式前に仲の良い友人達と行う楽しいパーティーです。最初に、ブライダルシャワーの内容や時期、費用負担について紹介します。
結婚の前祝いパーティー
ブライダルシャワーとは、新婦とその友人が集まって行うパーティーのこと。仲の良い友人達とおしゃれをして集まり、おいしいものを食べたりおしゃべりしたりして楽しい時間を過ごします。友人達から新婦にプレゼントを渡すのが一般的で、起源は16~17世紀のヨーロッパにあると言われています。持参金を持って嫁ぐのがしきたりだった時代、持参金を用意できない新婦に友人達が贈り物をしたことから始まっているようです。
ブライダルシャワーとよく似たものとして「バチェロレッテパーティー」「ウエディングシャワー」などがあります。「バチェロレッテパーティー」は、独身最後を楽しむパーティーのこと。一方、「ウエディングシャワー」は、結婚式などでよく使われる演出で、花びらや羽などをシャワーのようにふりかけることです。ブライダルシャワーと似ている言葉ですが、このように意味は異なります。
海外では結婚式の2ヵ月前~2週間前に開催するのが一般的
欧米のブライダルシャワーは、新婦の友人が主催して結婚式の2ヵ月前~2週間前に行うのが一般的。結婚イベントのひとつと考えられているため、ブライズメイドがすべて取り仕切って準備をします。日本の場合も同様に考えて問題ありませんが、この時期は新婦も結婚式の準備で忙しい可能性があります。ブライダルシャワーを行う予定なら、早めに新婦の都合を聞いておくようにしましょう。
費用は主催側の負担が基本
ブライダルシャワーの費用は、基本的に友人達が負担します。また、欧米ではご祝儀の習慣がないため、ブライダルシャワーのときにプレゼントを贈ります。しかし、日本の場合は結婚式などでご祝儀を渡すため、プレゼントを贈るよりも「楽しく過ごすこと」を目的とするようです。パーティー代が高額になりそうなら、プレゼントは控えめするなど調整して、参加者に負担がかからないようにすると良いでしょう。
ブライダルシャワー開催までの段取りは?
ブライダルシャワーを行うと決めたら、日にちや内容などを決めていきます。パーティー開催までの段取りを見ていきましょう。
日にち・開催場所を決める
まずは、早めに新婦にブライダルシャワーの候補日をあげてもらい、参加者の都合を確認しましょう。参加者の人数や予算が決まったら、パーティーの内容を考慮して会場を決めます。ポイントは、気軽に楽しめること。友人宅でも良いですし、カジュアルなレストランやホテルもおすすめです。会場が決まったら、かわいく飾り付けしてくださいね。
パーティーのテーマを決める
ブライダルシャワーは、テーマを決めることでより一層盛り上がり、参加者みんなで楽しく過ごせるでしょう。例えば「ビーチでリラックス」「持ち寄りパーティー」「会場カラーを統一する」など。どのようなテーマにするか事前に決めておくことで、それに合わせたドレスコードを設定したり会場の装飾や演出を考えたりできます。
食事・装飾・プレゼントの準備する
テーマが決まったら、それに沿った食事や装飾、プレゼントの準備をします。この時、豪華なプレゼントを用意する必要はありません。お互いに負担にならない金額を設定し、誰もが負担なく参加できるようにしましょう。ただし、プレゼントを用意する場合は、その中身が重複しないように相談しておくと安心です。例えばこれから始まる新生活に便利な調理器具や食器、家電などや、普段から使える化粧品などがおすすめですよ。
ブライダルシャワーにおすすめの演出アイディア7選
ブライダルシャワーでは、かわいらしさを前面に押し出した演出が人気です。ブライダルシャワーの開催スタイルや装飾方法など、おすすめの演出アイディアを紹介します。
1.ビーチサイドで開放的に
気候の良い季節はビーチやビーチサイドでのブライダルシャワーがおすすめです。開放感があり、参加者同士で楽しく過ごせるでしょう。会場代がかからず、コストが抑えられるのも嬉しいポイントです。
2.ピクニック気分を楽しむ
ピクニックスタイルで友人とパーティーを開催するのも良いですね。こちらも場所代がかからない上、食べ物を持ち寄りにすれば、よりカジュアルで気軽に参加できるパーティーとなるでしょう。
3.新婦にはタスキを用意
欧米のブライダルシャワーでは、新婦が目立つようにタスキを着けてもらうのが定番です。最近では、100円ショップでもタスキなどのパーティーグッズあるため、演出アイディアとして用いるのも良いですね。
4.かわいいスイーツで女子会らしさを
友人との楽しいパーティーなので、見た目にこだわった華やかなスイーツを並べるのもおすすめです。見栄えの良いアイシングクッキーやカップケーキ、マカロンなどは女子会にぴったりのかわいらしさがあって、雰囲気がさらに盛り上がりそうですね。
5.参加者は「おそろい」のコーディネートで
ドレスコードを設けて、友人全員同じコーディネートにするのも気分が盛り上がります。ブライダルシャワー経験者の中には、記念にTシャツなどのお揃いのものを作る人もいるようです。ただし、みんなが楽しめるように、負担にならないコーディネートを提案しましょう。
6. バルーンをつかって華やかな飾り付けを
会場の装飾には、バルーンを使うのがおすすめ。カラフルな色のバルーンを飾れば、簡単に華やかさとかわいさを演出できます。
7.テーマカラーをピンクにするとキュート
キュートなブライダルシャワーにするなら、テーマカラーはピンクがおすすめです。テーブルに飾る花や小物、スイーツなどをピンクの系統で統一してみましょう。女子会気分が盛り上がり、華やかで楽しいパーティーになりますよ。
ブライダルシャワーを不安なく楽しもう。取り入れたい感染症対策
感染症が流行している近年では、ブライダルシャワーを行う時にも感染症対策を徹底することが大切です。手洗いや換気など、パーティーに取り入れたい感染症対策を紹介します。
入場前の手洗いと消毒に気を配る
参加者には、入場前に入口でしっかり手を洗ってもらいましょう。そのまま手指の消毒までしてもらえば、手洗いで残った菌までしっかりと除菌できます。さらに、この時スマホの消毒までできれば、より安心ですね。
料理は個別に盛っておく
お皿や箸の共用は感染の確率を上げる可能性があるため、食べ物はあらかじめ取り分けておきましょう。難しい場合は、個々に除菌手袋を装着してもらうのもおすすめです。ビュッフェ形式の場合は、料理にフタやフィルムをセットして飛沫感染を防いでくださいね。
30分に1回以上換気する
換気をすることも、感染症対策には重要なポイントです。30分に1回以上、数分間窓を全開にしましょう。窓が複数ある場合はすべて開けます。室内の空気を停滞させずに、流れを作ることが大切です。
なるべく少人数で開催する
室内でパーティーを行う場合には、密集状態にならないよう人数を調整しましょう。また、基本的に参加者全員にマスクを装着してもらいます。その場で参加するのが不安な人は、オンラインで参加してもらうのも良いですね。
思い出に残るブライダルシャワーで新婦の門出を祝おう
ブライダルシャワーは、結婚前の新婦が友人達と楽しく過ごすパーティーです。パーティーの内容や演出には、特に決まりはありません。友人達でアイディアを出し合い、楽しめる内容にすると良いですね。また、近年は感染症の影響により、複数人での集まりにはさまざまなガイドラインが設けられています。お互いに不安なくパーティーを楽しめるよう、感染症対策を徹底しながら楽しんでくださいね。