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コラム

2022.03.17

【男性ゲスト】結婚式の服装マナー

タキシードを着用する男性
男性ゲストが結婚式で着用する服装は、着る人の立場によって異なります。例えば、新郎の父は正礼装であるモーニングコート(昼の正礼装)やタキシード(夜の正礼装)を。同僚や友人などは、ブラックスーツを着るのが一般的なマナーです。
しかし、ここ数年でカジュアルな結婚式を挙げるカップルが増えてきました。カジュアルな結婚式では、ネイビーやグレーなどのダークカラーを着ても問題ないことがほとんど。TPOに合った服装で結婚式に参加しましょう。

【男性ゲスト】結婚式で着る服装の種類

男性が結婚式で着る服装には、モーニングコート・タキシード・ディレクターズスーツ・ブラックスーツ・ダークスーツがあります。ここでは、それぞれの特徴を紹介します。

新郎新婦の父が着るモーニングコート

モーニングコートを着る新郎
新郎新婦の父親が着るのは、昼の正礼装であるモーニングコートです。ジャケットの形が特徴的で、前の裾が斜めに大きくカットされています。黒の上着とベスト、グレーの縦じまスラックスの組み合わせが基本です。また、海外では新郎がモーニングコートを着用することも多く、日本でも新郎用モーニングコートなどを着用するケースもあります。

新郎新婦の父や主賓が着るタキシード

黒いタキシード姿の男性
蝶ネクタイとカマーバンドが特徴で、白と黒できっちりとまとめるタキシード。夕方以降の準礼装とされていますが、結婚式では時間帯に関わらずいつでも着用可能です。新郎新婦の父親、もしくはブラックタイを指定された主賓、スピーチを務める友人代表が着ています。

親族や主賓、上司が着るディレクターズスーツ

親族や主賓が着用する準礼装
黒のジャケットに暗い色のベスト、グレーのストライプスラックスを組み合わせるディレクターズスーツは、昼の準礼装と呼ばれています。主賓や会社の上司、親族が着用するのが一般的です。

主賓から一般ゲストが着るブラックスーツ

ブラックスーツを着用する男性
主賓から一般ゲストまで幅広く着用できるのはブラックスーツ。カジュアルな結婚式ではもちろん、格式の高い結婚式でも着用ができます。上質なウール生地が使われたものなど、ビジネス用とは明らかに異なるデザインとなっています。

カジュアルな結婚式で着るダークスーツ

ネイビーのスーツを着用する男性
カジュアルな雰囲気の結婚式では、ネイビーやグレーなど黒以外のダークスーツを着用しても問題ありません。平服の指定がある場合はダークスーツと覚えておきましょう。ベストを重ねるとフォーマル感をプラスできます。

【男性ゲスト】ケース別服装の選び方と着こなし術

結婚式の服装は、自分の立場や会場の雰囲気を考えて選ぶことが大切です。ここでは、友人や同僚として参加する・格式が高い結婚式場へ行く・挨拶を担当するなどの場合の着こなし方を紹介します。

友人や同僚の結婚式に参加する場合の服装の選び方

シルバーのネクタイを着ける男性
友人や同僚であれば、ほとんどの場合はブラックスーツを着用することになります。カジュアルな雰囲気の結婚式では、ダークスーツでも良いでしょう。白、淡いピンク、水色のシャツを合わせるのが基本です。ネクタイは、シルバーやグレーベースのストライプ柄が適しています。ネクタイの乱れを防ぐために、ネクタイと同色のシルバー系のネクタイピンも用意しておきましょう。
ベルトはスマートな印象に仕上がる、無地でシンプルなものが最適です。胸ポケットには、シルクや麻を使った白色のチーフを、3つ山にたたんで入れましょう。そして、シャツの袖口に白い石のカフリンクスを着けると、華やかさをプラスできます。

格式が高い会場で行われる結婚式に参加する場合の服装の選び方

格式が高い結婚式に参加する男性
ホテルや高級レストランなどで行われる結婚式に参列する時は、ブラックスーツが好ましいです。20~30代の人は、シングルのスタイリッシュな服装をおすすめします。格式が高い場所では、色がついているものや派手な柄ものは避け、シャツは白色で無地のものにしておくと安心です。
光沢があるシルバーのネクタイを合わせると、上品で華やかな印象に仕上がります。ベルトは無地でシンプルなデザインのものがおすすめ。チーフは、シルクや麻が使用されているものを選び、3つ山にたたんで胸ポケットに入れましょう。カフリンクスは、昼間は白い石、夜は黒い石と時間帯に合わせて使い分け、おしゃれに演出してみてください。

主賓や挨拶、スピーチなどをする場合の服装の選び方

タキシードを着こなす男性
主賓やスピーチ担当など、結婚式で役割を与えられているは、昼ならブラックスーツ、夜ならタキシードが好ましいとされています。ブラックスーツの選び方は、格式が高い会場の場合と同様なので、そちらを参考にしてください。
タキシードはパンツにベルトループがないため、サスペンダーを使ってラインを崩さないようにしましょう。カマーバンドという帯を腰に巻きつけると、より格式高く見せられます。蝶ネクタイは黒でシルク素材のもの、カフリンクスは黒い石が似合いますよ。チーフは白以外に、グレーや蝶ネクタイに合わせた色でも良いとされています。

【男性ゲスト】結婚式でNGな服装

シルバーのスーツを着用する男性
女性ゲストが花嫁との衣装被りを避けるのと同様に、男性ゲストもシルバーや白色のスーツはできるだけ避け、新郎と衣装が被らないようにしなくてはいけません。派手な柄物も新郎より目立つ恐れがあるため、避けた方が良いでしょう。また、黒スーツに黒ネクタイの組み合わせは法要を連想させるためNGです。

【男性ゲスト】結婚式の服装に合わせる小物の選び方

男性ゲストにとって、ネクタイや靴・靴下の選び方も重要です。ここで、結婚式のマナーやスーツの種類を考慮した選び方を見ていきましょう。

結婚式の服装に合わせるネクタイの選び方

華やかでおしゃれなネクタイ
結婚式のゲストのネクタイは白やシルバーが基本で、ストライプやドットの柄が入ったデザインが人気です。明るいカラーのため、無地でも華やかさがあります。
蝶ネクタイを着けるのもおすすめです。ダークスーツを着る時は、薄いピンクやイエロー、ブルーの色合いを合わせるとおしゃれに仕上がります。ただし、殺生を連想するアニマル柄は必ず避けましょう。

結婚式の服装に合わせる靴や靴下の選び方

スーツに合う靴を履く男性
男性の結婚式の服装には、黒色の靴を合わせるのが基本です。爪先に横線があるストレートチップや、飾りのないプレーントゥのデザインをおすすめします。また、フォーマルな印象が強い紐つきの靴は、結婚式の服装とマッチしやすいでしょう。ただし、ブーツはカジュアルに仕上がりやすいため避けてください。
靴下も基本的には黒無地のロング丈を着用します。ダークスーツであればジャケットなどの色に合わせて、濃紺やダークグレーの靴下にするのも良いでしょう。

男性の結婚式の服装マナーを知り、準備しよう

結婚式の服装を準備している男性
男性ゲストの服装は、結婚式場の雰囲気や自分の立場を考慮して選ぶことをおすすめします。ただし、新郎と被る白いスーツや、法要を連想させる黒で統一された服装は避けてくださいね。服装のマナーを守り、ネクタイやポケットチーフ、カフリンクスを身に着けてふさわしい姿に仕上げましょう。

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