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コラム

2022.09.21

オンライン結婚式って何?流れや費用・料理・引き出物など気になる疑問を徹底解説

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オンライン結婚式とは、パソコンやスマホなどのデジタル機器を利用して、挙式や披露宴の様子をオンラインでゲストに配信する結婚式のことです。密になるイベントを避けたいと考える人も多い今だからこそ注目される、新しい形の結婚式です。本記事ではオンライン結婚式について、流れや費用、料理や引き出物など、気になる疑問を徹底解説します。

新しい形の結婚式「オンライン結婚式」とは

オンラインで結婚報告する新郎新婦
ゲストに直接足を運んでもらうのではなく、挙式・披露宴の様子をオンラインで動画配信する、オンライン結婚式。配信環境があれば場所を問わないため、結婚式場からだけではなく自宅から配信することも可能です。リモート婚やzoom婚と呼ばれることもあります。
オンライン結婚式には、全員のゲストがオンラインで参加するパターンや、通常の結婚式にオプションでオンライン配信を追加するパターンなどさまざまなパターンがあります。昨今の新型コロナウイルス感染拡大により、密なイベントを避けたい場合でも開催できるため、今注目を集めている新しい形の結婚式と言えそうです。

オンライン結婚式のメリット・デメリット

ふたりでパソコンを操作するカップル
多くのカップルから注目を集めるオンライン結婚式には、ゲストが気軽に参加しやすい、新郎新婦の準備の負担が少ないなど、たくさんのメリットがあります。それと同時に考えておきたいデメリットも。ここではオンライン結婚式のメリットとデメリットを紹介します。

【メリット①】ゲストが気軽に参加しやすい

オンライン結婚式ではゲストは自宅から参加できるため、移動する時間や手間がなく気軽に参加しやすいメリットがあります。一般的な結婚式であれば参加が難しい、海外在住の人や小さな子どもがいる人、高齢で移動が難しい人なども参加可能になります。
また、通常の結婚式だとゲストは朝から美容室へ行ったり、ドレスやアクセサリーを準備したりと手間もかかりますが、リモート参加ならそれらの負担も少なくて済むかもしれません。その他、人数の関係で二次会からしか招待できないゲストもリモートなら参加可能です。

【メリット②】新郎新婦の負担が少ない

オンライン結婚式は、通常の結婚式より準備の手間が少なく新郎新婦の負担が減らせるメリットもあります。ゲストの人数を絞ったり、席次を決めたり、遠方のゲストのために宿泊や交通の手配をしたりという準備が不要です。一般的な結婚式の準備期間は最低でも半年ほどと言われますが、オンライン結婚式なら2週間程度でも開催可能です。
またオンライン結婚式を結婚式場から配信する場合、通常より費用面の負担も少ないメリットも。費用相場は結婚式場からの配信の場合、40万円程度です。衣装やメイクも自前で行い自宅からオンライン結婚式を配信するなら、0円からでも実施できます。

【メリット③】密を避けられる

オンライン結婚式なら同じ部屋にゲストが集まらないため、密を避けられる点にも注目したいですね。感染リスクを心配して結婚式への参列を躊躇する人も、安心して参加できます。

【デメリット①】通信障害のリスクがある

オンライン結婚式を執り行う上で一番の懸念事項は、通信障害のリスクがあることです。安定したインターネット環境がないと、映像が止まったり、音声が聞こえなくなったりなどのトラブルが起きることもあり得ます。配信する方も参加する方も回線が不安定だと、ストレスを感じることになるでしょう。

【デメリット②】会場の一体感が生まれにくい

オンライン結婚式では、直接ゲスト同士が会話をするのが難しく、一体感に欠けるデメリットがあります。新郎新婦と並んで写真を撮れないのも、その原因の1つ。みんなで一斉に乾杯する、ゲストをグループ分けして新郎新婦と会話する時間を設ける、全員参加型のゲームを取り入れるなど、一体感を出せる演出を考えてみてください。

オンライン結婚式当日の流れ

指輪交換する新郎新婦
通常の結婚式では、新郎新婦入場、来賓の挨拶、乾杯などだいたいの流れが決まっています。オンライン結婚式の場合、当日の流れはどのようなイメージなのか見ていきましょう。

オンライン結婚式のプログラム例

決まりはありませんが、オンライン結婚式は通常の結婚式と同じような流れにすることが多いようです。所要時間は、挙式と披露宴で約3時間が一般的とされています。ここでは人前式スタイルのオンライン結婚式の流れの一例を紹介します。
  1. プロフィールムービー公開
  2. 新郎新婦入場
  3. 結婚の誓い
  4. 指輪の交換
  5. 誓いのキス
  6. 新郎新婦の挨拶、乾杯
  7. 余興
  8. グループごとに歓談
  9. 花嫁からの手紙
  10. 新郎挨拶
  11. 新郎新婦退場

オンライン結婚式のパターン

オンライン結婚式に参加する人
オンライン結婚式といっても、そのスタイルはさまざま。すべてのゲストにオンラインで参加してもらうパターンや、通常の結婚式にオプションとして配信をプラスするパターンなどがあります。主なオンライン結婚式のパターンを紹介します。

ゲストは全員リモートで参加する完全オンライン型

1つ目は、新郎新婦以外のゲストが全員オンラインで参加する完全オンライン型のパターンです。結婚式場の提供するオンラインプランを利用したり、自分たちで企画した結婚式を自宅から配信したりします。企画から配信まで自分たちで行えば、費用はかなり抑えられ、手作り感のあるオリジナルの結婚式を挙げられます。

オンラインとオフラインが融合したハイブリッド型

2つ目は、通常の結婚式にオンライン結婚式を併用したパターンです。遠方のゲストや小さな子どもがいるなど、参列が難しいゲストに対して結婚式の様子をオンライン配信します。親族だけが実際に会場に入り、その他ゲストを完全オンラインにするパターンもあります。これなら3密が不安な人も、安心して結婚式に参列できるでしょう。

オンライン結婚式の気になる疑問を解決!

結婚式の招待状
通常の参加型結婚式とオンライン結婚式では大まかな流れは変わりませんが、招待状や食事や飲み物、引き出物をどうすれば良いのか悩むカップルも少なくありません。ここではオンライン結婚式の気になる疑問と答えを紹介します。

招待状は必要?

オンライン結婚式であっても招待状は必要です。通常の結婚式と同じように、紙の招待状を郵送しても良いですが、WEB招待状もおすすめ。WEB招待状なら写真や動画、音楽を付けて送れるメリットもあります。招待状には参加に必要なツールやURL、日時、服装、食事などについて記載します。ゲストに応じて紙の招待状とWEB招待状を使い分けても良いでしょう。

ご祝儀は受け取る?

オンライン結婚式は会費制のことが多く、ご祝儀はなしが一般的と言われています。新郎新婦のウィッシュリストを公開して、その中からゲストに選んで贈ってもらうスタイルも良いかもしれません。

食事や引き出物はどうする?

食事や引き出物について、準備するかどうかの決まりはありません。ただしオンライン結婚式をより楽しんでもらうためや、会場の一体感を高めるために、ゲストの自宅に食事や飲み物を届ける宅配サービスを利用しても良いでしょう。その場合は、招待状にその旨記載しておきます。食事の宅配サービスを利用しない場合は、自身で準備してもらうことを記載してください。
ご祝儀をもらったら、引き出物は必要です。オンラインで申し込めるカタログギフトやギフトカードなどもあります。参加のお礼に、プチギフトを贈っても喜ばれそうですね。

オンライン結婚式をスムーズに進めるためのポイント

ドレスが並んだクローゼット
徐々に増えてきているオンライン結婚式ですが、まだまだ参加したことがないというゲストも多いです。当日スムーズに結婚式を進行し、ゲストにも楽しんでもらうために注意しておくポイントを紹介します。

ゲストがスムーズに接続できるようサポートを行う

オンライン結婚式を楽しんでもらうためには、安定したインターネット接続が最も重要です。高齢者やオンライン通信に慣れていない人は抵抗を感じたり、当日上手く接続できなかったりするかもしれません。招待状に使用するツールの説明や接続方法、注意点を記載しておきましょう。可能であれば、接続テストができるリハーサル日を設けても良いですね。

招待状に服装やご祝儀について明記しておく

オンライン結婚式は初めての人も多く、ゲストも悩む場面が多いもの。服装はどんなものを選べば良いか、ご祝儀はどうすれば良いかなど、具体的に案内しておくと親切です。

密を避けて開催できるオンライン結婚式をゲストと一緒に楽しもう

自撮りする新郎新婦
新郎新婦の負担が少なく、ゲストも気軽に参加しやすいオンライン結婚式は、結婚式の新しい形です。ゲストと相互コミュニケーションを取れるプログラムや演出を取り入れれば、参加型の結婚式と同じような会場の一体感が得られるでしょう。また通常の結婚式より、プログラムや進行の自由度が高いのも魅力。オンラインツールを上手に活用して、ふたりらしい理想の結婚式を作り上げてくださいね。

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