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2020.03.19

結婚式で母への手紙は読むべき?披露宴で読むための書き方

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新婦が両親に向けて感謝の言葉を書き起こし、朗読する演出は結婚式の披露宴で定番の感動シーンです。しかし、普段誰かに手紙を送ることがなかなかない場合、何をどう書くべきか迷ってしまうかもしれません。それに感謝の気持ちをストレートに伝えるのはなんだか勇気がいるもの。結婚式の披露宴で、手紙を読むにあたって注意したいことや、うまく書くコツを紹介していきます。

結婚式で母への手紙は読むべき?

結婚式の披露宴の終盤、母への手紙を読む新婦の姿はもはや披露宴で欠かせない演出というイメージがあるかもしれません。とはいえ、手紙を読むのは恥ずかしいという人もいるでしょう。母や両親に向けた手紙は用意したほうが良いのでしょうか?

結婚式で母への手紙を読まない割合は?

新婦223名に行ったマイナビウェディングのアンケートによると、結婚式で手紙を読んだのは全体の40%、手紙を読まなかったのは59%という結果が出ています。最近では結婚式での手紙の読み上げをしないという人も多いということが分かりますね。
手紙の読み上げを行わない具体的な理由としては、

・母親が手紙を読むことに否定的だった(身内のことなので恥ずかしい/泣きすぎてしまうからなどの理由で)
・家庭環境が複雑なため
・新婦が恥ずかしいから
・親のことがあまり好きではない

などといったことが挙げられます。
母親側からやらないでほしいと言われるのは少し驚きですが、「そんなことをされたら涙が止まらなくなってしまう!」という親心は嬉しいものですね。

手紙の代わりになるものを用意する人も

結婚式で手紙を読み上げない人の中には、手紙の代わりになるようなサプライズを行う人が多いようです。例えば、

・結婚式や披露宴の場以外で、花束やプレゼントを渡した
・披露宴で花束を渡す際に、直接お礼の言葉をスピーチするような形にした
・手紙の代わりに感謝のメッセージを動画にして上映した

などといったサプライズをする人もいますよ。
緊張してしまったり、泣いてしまって手紙を読み上げられる自信がないという人からは、メッセージ動画を作るのが人気なようです。映像であれば、あらかじめ全て準備しておけるので確かに便利かもしれませんね。

このように手紙を読むことに対して不安がある人は、こういった別の方法を探してみるのもいいかもしれません。

感謝の気持ちは形で伝えるのが大切

恥ずかしいからといって、両親に対して何も用意しないというのはあまり良くないでしょう。他のゲストからしても、そういう場面が披露宴の中でないのは、やや違和感があるものです。花嫁としても両親を披露宴に招いて出席してもらうからには、何かしら感謝は伝えたいですよね。

それに、逆に母親や両親から手紙やメッセージのサプライズがあることもないとは言えません。なので必ずしも手紙である必要はありませんが、感謝のメッセージになるものは披露宴の中で用意したほうが良いでしょう。

また、新郎も両親に手紙を読むことがあっても良いのではないでしょうか?いずれにしても、親や参列者への感謝を伝えるタイミングややり方は、事前にパートナーや式場プランナーとよく相談しておくことが大切です。

結婚式で読む手紙の用意の仕方

結婚式で読む手紙は、最終的にプレゼントするものでもあるのできちんと用意したいですよね。また、手紙を読み上げる時に大切なBGMについても悩みどころです。手紙やBGMの選び方について簡単に紹介します。

用意する便箋や封筒は何が良い?

使用する便箋や封筒には、正式な決まったルールはありません。なので好きなものを選びましょう。一般的にはウェディングっぽさが感じられる、白を基調としたシンプルなデザインのものが人気です。

新郎のご両親に向けてのメッセージもあるのであれば封筒は2枚にして、新郎側の両親にも渡せるようにしておくと良いですね。

便箋は、読む時間から考えると2~3枚程度が妥当でしょう。シンプルなものでも、おしゃれで洗練された便箋を選ぶと気分も上がりますよ。

BGMとしてかける音楽は?

結婚式や披露宴では、バックミュージックをたくさん使用するので選曲に苦労しますよね。手紙を読み上げる際には、オルゴール調やピアノの音楽が1番人気です。こういった音楽は、朗読を邪魔せず、感動的な空気感を演出しやすいでしょう。

中には、自分の親世代で人気だった音楽を流すという人もいるようですよ。懐かしい音楽を聞くと、昔を思い出してグッと感情移入しやすくなります。

あまり良い曲が見つからない時には、人気のウェディングソングの中から選ぶのも定番でおすすめ。結婚式でそのまま使用できるような、ウェディングソングが集まったアルバムもあるので、その中から探してみるのもいいですね。手紙を読む時間はそれほど長くないので、あまり凝りすぎず落ち着いた曲調のものにするようにしましょう。

手紙の長さはどれくらいがベスト?

手紙の文章量は、読んだ時に2~3分の長さになるのがベストです。それくらいの長さになる具体的な文字数は800~1000字、便箋でおよそ2~3枚分となります。

披露宴で、手紙を読むために用意される時間は約5分程度が多いです。とはいえ場合によっては、読む時間がそれよりも短くなることも考えられます。時間に関しては事前にどれくらいになるのか確認しておきましょう。

1000字以内に感謝の気持ちをまとめ上げるのは意外と難しいもの。いきなり手紙に書くのではなく、紙やパソコン、スマホなどで文章を書き起こしてみて、文字数を確認してみましょう。そして実際に時間を計りながら読み上げてみて、長さを確認するとスムーズですよ。

手紙をうまく書き上げるコツは?

感謝の気持ちをうまく伝えるには「書く技術」が何より大切です。ですが難しく考えすぎる必要はありません。文章を書くのが苦手な人でもきちんと思いをまとめるには、文章よりも先に構成から考えるのがポイント。手紙をうまく書くためのコツを3つにまとめたので参考にしてみて下さい。

1.構成を決めて書く

まずはいきなり文章を書き始めるのではなく、全体の構成から考えていきます。手紙に書く内容は、

・ゲストへの挨拶
・両親への感謝と思い出/家族や祖父母との思い出
・新郎の両親に向けての言葉
・これからの抱負や新生活に向けての言葉

などが良いでしょう。「これが絶対に書きたい!」という内容が特に無いのであれば、上記のテーマごとに特に伝えたいことは何か、箇条書きにしてピックアップしていきます。

あまり多くのエピソードを詰め込みすぎると、どうしても長くなってしまって、1番伝えたいことが何かが分かりにくくなってしまうので注意。エピソードは少しに絞るようにしましょう。

2.手紙ははじめと終わりが肝心

全体の構成を考えたら、文章を書いていきます。この手紙は、披露宴の中でゲストに向けて読み上げなければなりません。いわばスピーチなのです。感動させられるような内容にするのなら意識するべきは「はじめと終わり」。

書き出し(導入)は、参列者への感謝を述べるとスムーズに読み上げを始める空気感を作り出すことができます。それからエピソードの内容に入るようにしましょう。

そして最も肝心なのが、終わり(結び)です。結び部分には親への感謝を簡潔に書き、義両親への言葉も交えると綺麗に終わることができるでしょう。

書き出しに1つキーワードになるような単語を入れて、最後にもう1度そのキーワードに触れる形でまとめるとスピーチとしても心を掴む内容になるのでそれも意識して考えてみるといいですね。

3.避けたほうがいいNGワード

手紙を書く前に、避けたほうが良い言葉は事前に確認しておきましょう。お祝いの場であるので、不幸・不吉な言葉(苦しい・悲しい 等)や、別れを連想する言葉(終わる・切れる 等)はなるべく加えないのが好ましいです。

また、重ね言葉や繰り返しになる表現(またまた・いろいろ 等)は避けるようにして下さい。

手紙の文章完成は式の1週間前までには必ず済ませて、パートナーや近しい人、プランナーなどにチェックしてもらうようにしましょう。自分では気づかなかった悪い点があるかもしれません。読むスピードも気をつけて、最低でも1回や2回練習しておくと安心です。

思いを伝えて素敵な結婚式にしよう!

お世話になっている人にこそ、改まって感謝の気持ちを伝える機会というのは意外と少ないもの。こういったシチュエーションだからこそ、まっすぐに想いを伝えられるのが結婚式での手紙の良いところかもしれません。普段なかなか向き合えない想いだからこそ、手紙でもプレゼントでも、何かしら感謝の気持ちを伝えられるものを用意しておくと良いですよ。

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