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2020.03.19

午前中を避ければ問題なし!メリットもある先負の入籍

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入籍日は人生の節目となる大切な日。できる限り縁起の良い日を選びたいと考える人が多いはず。そんな中、入籍を検討している日が吉日として有名な大安や友引と違って「先負」だった場合、入籍に踏み切っていいのか悩む人も多いようです。そこで今回は「先負」の本当の意味を学ぶとともに、意外と知られていない「先負」に入籍するメリットなどもご紹介します。

暦の上の吉凶、いわゆるお日柄の目安になる「六曜」とは?

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冠婚葬祭などの人生における重要な日取りを決める上で、お日柄の良し悪しを判断するために参考にされることが多い「六曜」。一般的なカレンダーや手帳などに記載されていることからも、日本人への影響力の強さが伺い知れます。中国から伝わり、いまや日本人にとって欠かせない存在となっているこの暦は、本来どういった意味を持つものなのでしょうか。

そもそも「六曜」ってなに?

「六曜」とは一週間を6つの日に振り分けた吉凶を表す暦で、中国から伝わったものだと言われています。もともとは1日の時間を6つに区切ってそれぞれに吉凶の意味づけがなされており、時を占うものとして使用されていました。それが時を経て、それぞれの日に当てはめられるようになりました。

六曜には、今回のテーマである「先負」のほか、「先勝」「友引」「仏滅」「大安」「赤口」という6つの曜があり、それぞれに異なる意味があります。一週間が日曜から土曜まで7つの曜日に分かれている通常の暦と同じ要領で、六曜も「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順で繰り返す仕組みです。ただし、月初めの暦が定められていて、月初めは前月の曜の続きでないという点では7曜とは異なります。

日本では年配の方を中心に「六曜」を気にする人が多いのが現状

多くのカレンダーや手帳に「六曜」が記されていることからもわかるように、日本では日取りを決定する上で「六曜」を参考にするのが一般的です。若い世代の人たちはその意味も良くわからないし気にしないという人も増えていますが、年配の方々にいたっては、六曜を完全に無視して冠婚葬祭の日取りをする人はほとんどいないのが現状です。冠婚葬祭は家族ぐるみのものが多いので年配方の意見も汲まずにはいられませんし、「六曜」は無視することができない存在です。

発祥の地といわれる中国ではもう使われていない

日本でこれほどの影響力を持つ「六曜」ですから、発祥の地である中国ではさぞかし重要視されていると思われますよね。しかし、なんと中国では「六曜」はもうほとんど使われていないのです。

そもそも六曜はずいぶん昔から日本に根付いているイメージですが、日本に伝わったのは鎌倉時代よりあとです。しかも江戸時代にはほぼ使われなくなったものが、第二次世界大戦以降に再度使われるようになったと言われており、時代とともに意味合いも少しずつ変わってきています。

そうなると本来の意味に立ち返りたいものですが、中国のものとして伝わったにも関わらずいまや中国の若者世代にはあまり馴染みがないようで、その存在自体を知らないという人も大勢います。つまり実質的に「六曜」は日本でしか使われていない、日本特有の暦のようなものなのです。

「先負」ってどんな日?縁起が悪い日というイメージは誤り

いまや日本独自の暦と言っても過言ではない六曜。その解釈も時代や人によってまちまちではありますが、一般的に知られている「大安」が良い日で「仏滅」が悪い日などといった捉え方が六曜の基本です。「六曜」の中でもあまり馴染みがないという人が多い「先負」について、詳しく解説します。

厳密には午前が凶、午後は吉といわれる

「大安」(たいあん)や「友引」(ともびき)などのメジャーな曜と違って「先負」は読み方も分からない人が多いのではないでしょうか。「先負」と書いて「せんぶ」「せんふ」「せんまけ」「さきまけ」といった複数の読み方が存在します。

「先負」の吉凶は時間帯がポイントです。「先負」の解釈は「先んずれば負ける」で、「先」は午前中を意味します。つまり午前中が縁起の悪い時間帯ということで、それを避けるためにはお昼12時以降の午後に行動を起こすと良いと言われています。とはいえ、午後であっても特別に良い運というわけではなく、厳密には「小吉」程度と言われおり穏やかに過ごすがよしとされています。凶だけは避けたいという考えから、先負に入籍する場合は午後に入籍届を出すカップルが多いです。

「先負」は昔、吉日の一つだった

現在は「午前さえ避ければ無難」といった意味合いの「先負」。縁起が良い日とも悪い人も言えないどっちつかずな印象ですが、中国ではその昔「先負」は「大安」などと同じように「小吉」「周吉」と呼ばれる吉日の一つでした。それが字面の影響で吉日のイメージが薄れていき、現在のような解釈になっていったと言われています。

「六曜」には諸説ありますし時代とともに意味合いも変わってきてはいますが、本来の意味に立ち返ると「先負」は縁起の良い日だったことも覚えておくと良いでしょう。

「先負」に入籍するメリット・デメリット

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「先負」は午前中の時間帯を避けさえすれば入籍する上で決して悪い日柄ではないことがお分かりいただけたと思いますが、それでも実際に「先負」を入籍日にするのは不安という人もいるかもしれません。そこで、「先負」を入籍日とした場合に考えられるメリット・デメリットをおさらいしてみましょう。

デメリット:親族を説得する必要がある場合も

結婚は家族ぐるみの一大事ですから、親御さんや親族の意見も無視することはできません。結婚する当人同士が日柄を気にしない場合でも、身内に「六曜」を重要視する人がいれば説得する必要があるでしょう。

中でも、「入籍は大安吉日に限る」という身内がいらっしゃると説得が大変かもしれませんが、先負に関する正しい知識を伝え、先負にありがちな誤解が解けるよう努めましょう。昔ながらの風習を重んじる相手であれば、「先負」が本来は吉日だっとことをお伝えするのも良いかもしれません。

また、場合によっては入籍は先負でも、結婚のご挨拶や結婚式の日を大安吉日にするという手もあります。

メリット:入籍がスムーズ。式を同日に行う場合はさらなる利点が

「先負」の入籍にはデメリットに負けない大きなメリットがあります。

まず、それほどメジャーな曜ではない「先負」は、その意味をきちんと理解していない人が多いのが現実です。そのため、実際は決して悪い日柄でないにもかかわらず、「大安」や「友引」といったいわゆる吉日とされる日より役所の窓口も混み合わないのでスムーズに入籍できることが多いです。人気の日取りで混み合うタイミングにバタバタするより、余裕を持って手続きができるのは良いことですよね。出だし好調、幸先が良いという点で「先負」の入籍はおすすめです。

また、結婚式も同日に行いたい場合は特に「先負」を選ぶことをおすすめします。なぜなら「大安」や「友引」といった人気の日取りは式場もすぐに埋まってしまいますが、その点「先負」は比較的式場を押さえやすく希望の日程が選べる可能性が高いからです。さらに、何かと出費のかさむ結婚式ですが、金銭面でも「先負」の日取りはおすすめです。「大安」や「友引」といった人気の高い日程は、需要がある分料金も割高になりがちです。そういった日程に比べると「先負」の挙式は料金が安く押さえられることが多いのです。

「先負」の入籍は午前中を避ければ問題なし

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「先負」の入籍は午後にすれば吉凶における問題はありません。とはいえ入籍・結婚は2人だけのものではないのも事実ですよね。今回お教えした「先負」の意味やそのメリットを元に家族や親族の理解も得て、最終的に2人にとってベストなタイミングで入籍できるように準備を進めましょう。

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