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2020.04.23

結納に必要?どうやって書くの?家族書の書き方について解説

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結納の際、新郎新婦の両家で代わされることの多い「家族書」。しかしご経験のある方でなければ、何をどのように書けばいいのか/どんな書類を用意すればいいのかよく分からない…という方も多いのではないでしょうか。そういった方々に向け、ここでは家族書の書き方や、なぜ家族書が必要なのか?といった疑問についてご紹介します。

家族書ってどんなもの?

つないだ手

つないだ手

家族書は、新郎新婦両家の家族とその続柄(父や母、息子や娘など)を書いた書類です。昔は結婚は「家」と「家」に新しい関係を築く、という意識が強く、現在でも結婚に際し、結納などの際に家族書がとり交わされることは珍しくありません。

家族書は、両家の家族を一覧できるもの

家族書とは新郎新婦両家の家族構成を一覧にしたもの。これから結婚するにあたって両家の間で家族・親族の一覧をとり交わし、これによってお互いの親族の氏名や住所を知ることになります。

結婚する本人からみた続柄と、同居していない家族(基本的には2親等まで)も同時に記述します。3親等(おじやおば、おいやめい)は「親族書」として、家族書と同様に続柄や住所を記入するのが一般的です。

なぜ家族書が必要なのか

現在ではさほどでもありませんが、昔は結婚は新郎新婦の当人だけではなく、お互いの「家」と「家」の結びつきを築く、という意識が強くありました。そのため結婚に際して家族書・親類書のような書類をとり交わし、両家にどんな人がいるのかを知ることは重要なことだったのです。

「結婚は個人のもの」という意識が強くなった現在でも、結納の際に家族書・親族書をとり交わす風習は、関西・関東を問わず広く行われています。結納そのものを省略したり、家族書・親族書の交換自体を省略したりする場合もありますが、特に年輩の方を中心に、今でも結婚の際の礼儀として重んじる方がいらっしゃいます。とり交わしておいた方が、なにかと無難と言えるでしょう。

家族書はいつとり交わすのか?

家族書や親族書は単に渡すのではなく、お互いにとり交わしてこそ意味のある書類です。とり交わすには、両家の人が集まるシーンである必要があります。

昔ながらの風習では、家族書・親類書は結納の際にとり交わされるものです。ただ現在では結婚の際にも結納を行わないこともあり、その場合は両家の家族を交えた食事会や顔合わせでとり交わされることが多くなっています。

家族書・親類書は、昔ながらの形式では奉書紙(「ほうしょし」もしくは「ほうしょがみ」と読みます)と呼ばれる和紙に筆で書きます。古文書などにも使われている由緒あるもので、奉書紙で書いた場合は和紙に包んで渡します。近年では便箋にペン書きすることも多く、その場合は封筒に包んで渡します。

家族書の書き方

笑顔の新郎新婦

笑顔の新郎新婦

では、実際の家族書の書き方についてみていきましょう。基本的には両家の2親等までの家族は家族書に、3親等までの親族は親族書に、氏名と結婚する方との続柄を一人ずつ記述していきます。親族書も、家族書と同様に記述して作成します。

家族書には、同居している家族を書く

奉書紙に筆で手書きするのが、伝統的な家族書・親類書の作成方法ですが、最近ではパソコンでワードなどのソフトを使って作成し、プリントアウトすることも一般的に。

家族書はまず1行目に「家族」と大書し、次の行に現住所を記述します。その後、同居している2親等(父母、きょうだい)の氏名を1行ずつ記入していきます。

書き方は、結婚する本人から見た続柄(父、母など)を行の頭に書き、行の下に下ぞろえで氏名を書きます。たとえば父が「山田太郎」さんであれば、行の頭に「父」と書き、「山田太郎」の「郎」の字が行の最下段になるようにします。姓と名の間には、余白を空けるのが一般的です。

苗字は一人書けば、同じ人は省略して書きます。父が「山田太郎」で母が「山田花子」、兄が「山田一朗」であれば、「山田太郎」の「太郎」と並んで「花子」「一朗」と続けます。ただし、同居していない2親等の方がいらっしゃる場合、同じ苗字でも再度記述するようにします。

家族書は、基本的には年長の方から順番に記述していきます。ただし、年齢は記述する必要はありません。すべて記入し終えたら、最後に書いた日の日付を入れます。ただし省略される場合もあります。

最近は家族書・親族書にくわえ、婚約証明書を用意するパターンも増えています。両家の食事会の際に、オリジナルの婚約証明書を出す顔合わせプランを提供しているレストランもあるので、チェックしてみてくださいね。

親族書の書き方も、基本的に家族書と同じ

親族書も、最初に「家族」の代わりに「親族」と記述する以外は家族書と同様です。3親等までの親族を記述していきます。

家族書とことなり、親族書の場合はちがう住所に住む方も多くなります。記述する親族は住所ごとにまとめるようにし、住所がことなればその都度住所を記入後、その住所に住む親族の名前を一人ずつ書いていきます。同じ住所の同姓の方であれば、家族書と同様に苗字を省略して記述します。

親族書は、結婚する方の父方・母方に分けて親族を記述していきます。一般的には、父方の方から先に記述することになっています。

家族書・親族書の注意点

家族書のご説明の中で、同居していない(住所が同一でない)家族(きょうだいなど)がいる場合は住所を分けて記述すると申し上げましたが、親族書も記述する場合は、同居していない2親等以内の家族は親族書の方に記述します。ただし、親族書をとり交わさずに家族書のみで済ませる場合は、同居していない家族も家族書に記述しましょう。

家族書・親族書で重要なのは、とり交わす両家の間で同じ形式にしておくことです。結納でも格を揃えることは非常に重要といわれますが、家族書においても形式の違いが起こらないように注意を払う必要があります。一方は筆書きなのに一方はペン書き、といったことにならないようにしましょう。筆記具はもちろん、書き方や用紙や包む紙など、事前に打ちあわせてそろえておくことも大切です。

家族書を用意しやすくするために

ウェディングドレス姿の新婦

ウェディングドレス姿の新婦

これまでのご説明で、家族書がどのようなものかはお分かりいただけたかと思います。でも実際に自分で用意するのは難しそう/時間がない/文字をきれいに書くのが苦手…そんな方にはネット上のテンプレートの活用や、代筆サービスの利用がおすすめです。

ネット上のテンプレートを活用しよう

インターネット上で「家族書(親族書) テンプレート」「家族書(親族書) ひな形」などで検索すれば、多くのテンプレート(ひな形)が見つかります。特にワードやエクセルなど使用するソフトが決まっている場合は、「家族書(親族書) ワード」「家族書(親族書) エクセル」などで検索すれば、ソフトでそのまま使えるテンプレートが見つかります。

同様に、「家族書(親族書) 例」などと検索すれば、家族書や親族書の完成見本がたくさん見つかります。筆書きやペン書きで作成する場合は、こうした完成見本が参考になるでしょう。

代筆サービスを利用する手も

筆で書くことには自信がないものの、できれば伝統的な奉書紙に筆書きの形で家族書・親族書を用意したい…そのような需要に向けて、代筆サービスを提供している業者もあります。

ただし家族書・親族書の代筆サービスを依頼する場合は、できるだけ両家の分をそろって依頼するようにしましょう。家族書・親族書は、とり交わす両家で同じ形式になっていることが重要です。

家族書は両家で用意を

相談する二人

相談する二人

家族書や親族書は、これから結婚する両「人」だけでなく両「家」がお互いの情報を交換するのものです。結納を行わない場合はかならずしも必須ではありませんが、古くからの習わしです。結納を行わない場合も、できれば用意しておくのがベター。どのような用紙・形式にするか、あらかじめ両家でしっかり打ちあわせをしておきましょう。

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