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コラム

2021.01.28

披露宴の一般的なタイムスケジュール。上手に時間を組んで披露宴を成功させよう

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披露宴を行うなら、新郎新婦はタイムスケジュールをしっかりと決めなくてはなりません。本記事では、披露宴の一般的なタイムスケジュールやそれぞれのプログラムの目安所要時間を紹介します。また、披露宴をタイムスケジュール通りに進行させるためのポイントや二次会を計画する際の注意点などもあわせて解説します。

披露宴の一般的なタイムスケジュールと所要時間

時計のオブジェとカップル
披露宴を滞りなくスムーズに進行させるには、大まかなタイムスケジュールを把握しておく必要があります。一般的に披露宴全体の所要時間は2時間半程度。ここでは、基本的な披露宴のプログラムや流れ、それぞれの所要時間の目安を紹介します。

挙式~ゲストの入場

披露宴は挙式とセットになっていることがほとんどです。挙式は、披露宴の前に隣接のチャペルなどで挙式が行われることが多いようです。挙式にかかる時間は20分~30分程度で、その後に披露宴会場へ新郎新婦と参列者が移動します。

場合によっては披露宴から参加することもありますが、その際、参列者は直接披露宴会場へ向かいます。披露宴会場に入場すると、ウェルカムドリンクがふるまわれることもあるようです。

前半:新郎新婦入場~お色直し

続いて、披露宴の大まかな流れを前半と後半に分けて紹介します。披露宴はゲストが席について準備が整ったら開宴です。新郎新婦の入場からお色直しで退場するまでの基本的なタイムスケジュールは、以下の通りです。

①新郎新婦の入場 5分
②始めの挨拶 5分
③新郎新婦の紹介 5分
④祝辞 10分
⑤乾杯 5分 
⑥食事・歓談 20分
⑦ケーキ入刀 10分
⑧お色直し 20分

最近は、新郎新婦の紹介で、プロフィールムービーを流すことも多いです。また、食事・歓談中に友人代表挨拶などのスピーチを入れることもあります。

後半:新郎新婦再入場~新郎新婦退場

披露宴後半はお色直しをした新郎新婦の再入場からスタートします。後半の流れを確認しましょう。

①新郎新婦再入場 10分
②スピーチ・余興 30分
③花嫁の手紙 10分
④花束・記念品の贈呈 5分
⑤新郎・新郎父の挨拶 10分
⑥閉宴の挨拶 5分
⑦新郎新婦退場 5分

お色直し後の再入場時に、ゲストのテーブルを回るキャンドルサービスなどの演出を行う場合もあります。

お見送り

新郎新婦は退場した後、ゲストのお見送りを行います。会場の出口にふたりで並んで、ゲスト一人一人にお礼を述べながらプチギフトを手渡すことが多いようです。お見送りの所要時間は、ゲストの数にもよりますが20分~30分程度かかります。

披露宴や挙式で人気の演出

ケーキカットをする新郎新婦
披露宴の流れやタイムスケジュールは、どんな演出を行いたいかによっても異なってきます。ここでは挙式や披露宴で今人気の演出を紹介します。

感動の演出をするならサプライズエスコート

披露宴の途中でお色直しを行う場合は、新郎新婦は一度退場して中座することになります。この退場の際のエスコート役を、サプライズで指名する演出が人気です。家族はもちろん親友、お世話になった人などをエピソードも添えて指名すると、感動の演出になるでしょう。指名時にプレゼントを渡す演出も人気があります。

ゲスト参加型のサンクスバイト

最近は定番のケーキ入刀のプログラムを、新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合うファーストバイトに置き換えるカップルも多いです。サンクスバイトはその派生型で、お世話になった人にケーキを食べさせるという演出です。ゲスト参加型の演出なので会場が盛り上がりやすく人気があります。

インスタ映えも抜群のブライズメイド

海外ウエディングでは定番のブライズメイドを取り入れるカップルも、最近増えています。ブライズメイドとは、花嫁の付き添い人として、挙式の時に花嫁のそばに立つ女性達のこと。友人、親族など未婚の女性が務めることが多いです。お揃いのドレスを着たり、同じカラーのアイテムを身に着けたりして衣裳を揃えるため、インスタ映えも抜群の演出です。

挙式の定番演出ブーケトス

挙式の定番の演出と言えば、ブーケトス。花嫁がトスしたブーケを受け取った人が、次の花嫁になれると言われています。最近はブーケトスを抽選形式にしたブーケプルズや、ブーケをゲストに名指しでプレゼントするブーケパスなど、ブーケトスをアレンジした演出も人気です。

温かい雰囲気を作れるリングボーイ・リングガール

ゲストの中に子どもがいるなら、リングボーイ・ガールの演出がおすすめです。リングボーイ・ガールとは、挙式で結婚指輪を乗せたリングピローを運ぶ男の子・女の子のことです。正装した子どもの姿はそれだけでかわいいので、温かく素敵な演出になるでしょう。

披露宴をタイムスケジュール通りに進行させるコツ

結婚式でスピーチする男性
披露宴のタイムスケジュールを決めたら、できるだけタイムスケジュール通りに進行させるために知っておきたいポイントを押さえておきましょう。

余興やスピーチは目安時間を伝える

参列者にスピーチや余興をお願いする時は、あらかじめ持ち時間を伝えておくようにします。目安時間を伝える時は失礼にならないよう、丁寧に依頼してください。最近は余興より歓談の時間を長く取る傾向にあるので、新郎新婦それぞれ1~2組程度で良いでしょう。

頭の中でリハーサルをしておく

挙式はリハーサルがありますが、披露宴は当日簡単に流れを説明される程度のことがほとんどです。そのため披露宴の進行については、しっかり予習をして頭の中でリハーサルを行うことをおすすめします。全体の流れをきちんと予習しておくことで、当日を落ち着いて迎えられるでしょう。

披露宴の進行が長引くことを想定しておく

どんなにしっかり準備をしていても、当初の予定より時間が押してしまうことはあります。特にプログラムの内容がたくさんある場合は、予定より長引くリスクが高いです。二次会などその後のタイムスケジュールは、多少進行が長引くことを想定して組むようにしましょう。

披露宴の後に二次会を予定している場合の注意点

ステージ上でマイクを持つ女性
披露宴の後には、二次会を予定しているカップルも少なくありません。二次会は新郎新婦の友人が主宰で執り行われることが多いですが、主役である新郎新婦もしっかりと流れやタイムスケジュールを把握しておきましょう。ここでは披露宴後の二次会を予定している場合に気を付けたいポイントを解説します。

二次会までの空き時間が長くなりすぎないようにする

披露宴の後二次会を開催するなら、披露宴終了後1時間半から2時間後が良いでしょう。披露宴のお見送りや新郎新婦の身支度、披露宴の進行が長引いた場合などを考えると、それくらいの時間の余裕が必要です。しかし、空き時間が長すぎると、ゲストが待ちくたびれてしまうこともあります。

もしも、二次会の会場が披露宴会場から離れている場合は、タクシーや送迎バスの手配もしておいてください。

二次会のタイムスケジュールも把握しておく

平均的な二次会の所要時間は2時間です。二次会ではゲームや余興を行うことが多いようです。二次会は新郎新婦がゲストへのお礼を伝える場でもあるので、何をするのかを把握して時間配分を考慮しましょう。

遅い時間の二次会ならゲストへの配慮も忘れずに

二次会の終了時間が遅くなる場合は、ゲストが帰宅しやすいよう駅の近くの会場を選ぶなどの配慮も必要です。披露宴の翌日が日曜日など、遅くなっても次の日に差し支えない日程を選ぶことも大切でしょう。もし遠方から来てもらうゲストがいるなら、ホテルの手配も忘れないようにしてください。

上手にタイムスケジュールを組んで素敵な披露宴にしよう

屋外の結婚披露宴
披露宴は、タイムスケジュールを確認しながらスムーズに進行させることが重要です。しかし、どんなに計画的にプログラムを組んでも、予定通りに行かないこともあります。そんな時は臨機応変に対応する余裕も大切。しっかり準備を行って、自分達にとってもゲストにとっても思い出に残る披露宴にしてくださいね。

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