SEARCH

コラム

2024.03.14

同棲にベストなタイミングはいつ?メリット・デメリットと準備するべきことを解説

  • facebook
  • twitter
  • LINE

パートナーとの結婚を視野に入れ始めると頭をよぎるのが同棲。好きな人とずっと一緒にいられる反面、タイミングを間違うとケンカやストレスが増えてしまうこともあります。同棲がうまくいきやすいベストタイミングや気を付けるべきポイント、同棲のメリットとデメリットについて解説します。

ベストな同棲のタイミングはいつ?

引っ越し中のカップル
同棲のスタートは、タイミングが重要です。結婚が決まった時、交際期間が1年を超えた時など同棲が成功しやすいタイミングがあります。まずは、ベストな同棲のタイミングについて紹介します。

プロポーズ・婚約の後

プロポーズの後、婚約をきっかけに同棲をスタートするカップルは多いです。お互いに結婚の意思を持った上での同棲なので、このタイミングであれば同棲にあまり良いイメージを持たない親がいても反対されにくいようです。
婚約から入籍や結婚式までは、さまざまな準備があります。同じ家で生活することでコミュニケーションを取りやすくなり、準備もスムーズに進められます。結婚後は同居することになるため、先に引っ越しを済ませておけば結婚生活にゆとりを持てるでしょう。

お付き合いして1年以上経過した時

お付き合いが始まってまだ間もない、相手にドキドキしている時期に同棲を始めるのはおすすめできません。付き合ってすぐは一緒にいるだけで楽しくて、相手の良いところしか見えていないこともあります。同棲を成功させるなら、お互いの長所や短所をおおよそ把握していることが大切です。
具体的には付き合って1年ほどを目安にしましょう。1年付き合えば、お互いの性格や価値観、生活スタイルなどが分かってくるはずです。

ふたりが結婚を意識し始めた時

同棲すると普通にお付き合いしているよりも、互いをより理解し合えます。結婚生活のシミュレーションとして価値観のすり合わせがしやすくなるでしょう。また結婚には何かとお金がかかりますが、同棲すれば生活に必要な固定費の負担が減り、結婚式や新婚旅行の資金を貯めやすいといえます。
重要なのはふたりが結婚を意識していることです。どちらか一方だけが結婚を考えている状態で同棲しても、食い違いやすれ違いが生じる原因になるかもしれません。

同棲を始めるのに気を付けたいタイミング

引越し作業をしている男女
結婚が決まっていないタイミングでの同棲スタートは注意が必要です。賃貸物件の更新期限が近づいたタイミングや就職・転職に伴う転居では、期限や環境に影響されて大切なパートナーを思いやる余裕や正しい判断ができないことも。このタイミングで同棲を考えているカップルは、将来についてしっかり話し合いを設けることをおすすめします。

転居を伴う就職や転勤をする時

転勤の場合は、遠距離になってしまう恐れもあるため、同棲を始めるケースもあるでしょう。ただし、転居を伴う転職や転勤のタイミングで同棲を始める場合は、新しい仕事や職場環境に慣れるのに精一杯で、パートナーとの生活まで気が回らないかもしれません。
今まで異なる生活をしていたふたりが一緒の暮らしに慣れるには、一定の時間が必要です。慣れないことばかりではお互いにストレスが重なり、意見が食い違う原因にも。心身ともに余裕があるタイミングを見計らってみてください。

賃貸物件の契約更新の時

賃貸物件の契約更新を機に同棲を始める場合、目的によっては注意が必要です。契約更新料やお互いに支払う家賃がもったいないことが理由で同棲をすれば、将来のことが曖昧になってしまうリスクがあります。
一方で、お互いが結婚を意識しているなら、賃貸物件の更新のタイミングは同棲スタートには良いタイミングです。契約更新に伴う引っ越しに合わせた同棲は、パートナーと将来の話をした上で始めましょう。

同棲を始めるメリットとデメリット

見つめあう男女
同棲にはメリットとデメリットがあります。メリットをしっかりパートナーに伝えることは、同棲を承諾してもらうためにも重要である一方、デメリットも考えておく必要があります。ここでは同棲のメリットとデメリットについて詳しく解説します。

メリット① 一緒にいられる時間が増える

同棲すると一緒にいられる時間が長くなります。仕事の時間や休みがなかなか合わないカップルでも、1日のうちどこかで顔を合わせられるでしょう。お互いに忙しいと連絡が取りづらくすれ違いがちですが、同棲すれば連絡しなくても家の中で会えるのがメリットです。

メリット② お互いの価値観や生活スタイルが分かる

同じ家で生活すれば、お互いの素性をよく知ることができます。外デートだけでは分からない相手の性格や生活習慣、価値観、育ってきた環境の違いなどが分かるため、結婚生活がイメージしやすくなるでしょう。
家事の得意不得意や金銭感覚も知れます。そればかりではなく、相手の思わぬ一面を見て驚くこともあるかもしれません。結婚前にお互いを理解して、歩み寄りや思いやりが持てるかどうかを確認してみてください。

メリット③ 経済的な負担が減る

お互い一人暮らしをするよりも、同棲した方が生活費を抑えられ経済的なメリットは大きいといえます。家賃や水道光熱費などの固定費は、一人分の負担額が安くなるケースがほとんどです。家デートが増えれば、交通費や外デート代も抑えられます。外食ばかりしていたカップルも、同棲を機に自炊すれば経済的かつ健康的です。結婚のための貯金も捗るでしょう。

デメリット① 結婚のタイミングが分からなくなる可能性がある

同棲は結婚と異なり責任が伴いにくいため、長くなればなるほど結婚に至りにくい傾向にあります。同棲は結婚の準備期間だという意思疎通をしておくことが大切です。
同棲を始める前にあらかじめ期間を決めておくと良いでしょう。期限を1年間にしたり、物件の更新時期に合わせた2年を設定したりするのもおすすめ。ずるずるとした関係にならないためにも、お互いの親に報告しておくのも良いアイデアです。

デメリット② ケンカが増える場合がある

同棲すると、相手の嫌な部分にも目が付きます。長く付き合っていても、同棲をしてみると思っていた性格と違っていると感じることも少なくありません。パートナーとの価値観や金銭感覚の違いから、もめ事が増える可能性もあります。相手に一瞬で幻滅してしまい、別れの引き金になることも。
直してほしいところは、我慢をせずにその都度素直に伝えていくことが大切です。相手を責めずに違いを共有して、歩み寄る努力をしましょう。

デメリット③ 一人の時間が減ってストレスを感じることがある

一人の時間が必要な人は、家にパートナーがいることをストレスに感じる場合があります。そのようなタイプの人は、2部屋以上ある間取りの物件を選ぶと良いでしょう。相手が一人の時間を欲していたら、そっとしておくことも大切です。

パートナーへ同棲を切り出す時のポイント

ソファでコーヒーを飲む男女
パートナーと同棲したいと思っても、切り出し方は意外と難しいもの。もし結婚に向けて同棲をしたいなら、その思いをパートナーへストレートに伝えるのが正解です。なんとなく同棲したいという理由では、断られる可能性もあります。結婚を視野に入れて、同棲することでお互いの生活リズムや価値観のすり合わせをしたいと伝えてみてください。
同棲は目的意識がないとダラダラと続いてしまいがちです。それを避けるためにも、結婚をゴールにするのをおすすめします。

同棲に必要な準備

大家族の食事
理想の同棲生活を叶えるには、準備が必要です。事前にパートナーと話し合いをしておくことで、トラブルも回避できるでしょう。

ふたりで目的を話し合う

同棲をする目的や考えをふたりで最初に話し合うことが重要です。結婚へ向けた考えや思いを共有することで、結婚を後押しできる同棲生活がスタートできるでしょう。結婚の期限を決めるのは、ダラダラとした共同生活を避ける1つの方法です。有意義な同棲生活にするためにも、事前にお互いの認識を話し合います。

親へ同棲の報告をする

同棲の挨拶と報告は、始める前にしておくのがおすすめ。事後報告では悪い印象を与えてしまう可能性があります。事前報告で親へ安心してもらうことが大切です。実際、同棲に良いイメージを持っていない親もいます。ふたりで同棲を決めたら、行動を起こす前に挨拶と報告をしてください。報告する時は結婚の意思があることもしっかりと伝えると、親が安心して実際の結婚までの流れもスムーズになるでしょう。

同棲できる物件を探す

ふたりの通勤などの利便性を踏まえたエリアで、ふたり暮らしができる物件を探します。ふたり入居が不可な物件もあるため、エリアが決まったら早めに物件を探すほうが良いでしょう。プライベート空間の考え方や生活リズムを考慮して、最適な間取りを比較検討します。気になる物件があれば設備や周辺環境を確認して、物件の下見を申し込みしてみてください。

必要な費用を貯金する

新しく賃貸物件に住む場合は、部屋を借りる初期費用や引っ越し代、家具・家電などの購入で費用がかかります。賃貸借契約の初期費用は敷金や礼金・前家賃・保証料・火災保険など家賃5〜7カ月分に相当します。
家電や家具は必要な都度買い足したり、一人暮らしであれば、どちらかの家電や家具を持ち寄ったりしても良いかもしれません。事前に同棲には、どのくらいの費用がかかるかシミュレーションしておきましょう。費用の分担はあらかじめ決めて、貯金で準備をしておくと安心です。

しっかり準備をして、ふたりにとってベストなタイミングで同棲しよう

一緒に運動するカップル
好きな人とずっと一緒にいられる同棲は、結婚生活をイメージさせてくれるので、憧れる方も多いかもしれません。しかし同棲にはデメリットもあります。メリット・デメリットをしっかり理解した上で、事前に同棲に必要な準備をしておきましょう。ふたりにとってベストなタイミングで同棲を始めてみてくださいね。

RELATED