あの映画のもう一つの見どころは宝石?美しく輝くダイヤの魅力も紹介
宝石が印象深い映画は数多くありますが、とりわけ歴史的背景や社会問題などからダイヤモンドをテーマにしたものは多いようです。本記事では、映画におけるダイヤモンドの役割や、宝石が印象的な人気の映画など、美しいジュエリーに魅せられる映画を紹介。映画好きな人だけでなく、ジュエリーが好きな人にもおすすめです。
映画を彩る「宝石」とは
宝石が作中に出てくる映画はたくさんありますが、宝石が果たす役割はさまざまです。ここでは映画に登場する宝石がどんな意味を持つのか、解説します。
映画のカギになる存在
古くから人々に愛されてきた宝石には、さまざまな歴史や伝説があります。そのため宝石は、映画の中で物語のカギを握る場合も多いようです。宝石をテーマにした映画の中には、宝石採掘の背景に隠れる社会問題にクローズアップして問題提起した作品もあります。
女優を美しく魅せる名脇役
映画の中で女優が身に着けているジュエリーは、有名ブランドがデザインすることも少なくないため、ファッション業界で話題になることもあります。宝石は、さり気なく女優の美しさや演技を引き立てる、名脇役としての役割も担っていると言えるでしょう。
数多くの映画に登場するダイヤモンド
なかでもひときわ華やかな輝きと存在感を放つダイヤモンドは、映画に登場することも多い宝石です。映画の中には、ダイヤモンドを重要な位置づけにして扱う作品も。映画は、ダイヤモンドに興味を持つきっかけとなる場合もあるでしょう。
ダイヤモンドについての知識が深まる映画5選
映画に出てくる宝石の中でも、特に多いのがダイヤモンド。ロマンスはもちろん、息抜きに見たいコメディ映画にも用いられます。ここでは、ダイヤモンドの歴史から社会問題まで、知見が深まる映画を5つピックアップしました。
タイタニック
タイタニックは物語の冒頭で、ヒロインであるローズがハートのペンダントを海に投げるシーンが印象的なロマンス映画。1997年の公開と同時に世界中で大ヒットを記録し、現在でも世界歴代興行収入上位にランクインしています。主演を果たしたレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットは、この映画をきっかけに一躍人気俳優となりました。
この映画は、1912年に実際に起きたタイタニック号沈没事件をモチーフにして作られています。映画の中に登場する宝石は、ルイ16世が所有していたとされる、56ctのブルーダイヤモンドのネックレス「ハートオブオーシャン」です。
ハートシェイプはふたりの純愛を連想させ、深いブルーカラーはタイタニック号が浮かぶ深く青い海を思わせます。ブルーダイヤモンドは、ダイヤモンドの中でもとても希少性が高いと言われています。
ブラッド・ダイヤモンド
ブラッド・ダイヤモンドは、ダイヤモンドをめぐる社会問題を題材にした、アクション映画です。タイトルの「ブラッド・ダイヤモンド」とは、その高い価値がゆえに紛争の資金源となり、不正な取引が行われていたダイヤモンドのことを指しています。
ダイヤモンドの多くはアフリカで産出されており、貧しい国では貴重な資金源となっています。そのためダイヤモンドを巡って、内戦が起きている国も少なくありません。なかでもブラッド・ダイヤモンド問題で特に注目されたのはシエラレオネであり、この映画では政府勢力と多数の反政府勢力が激しく争ったシエラレオネの内戦についても言及しています。
シエラレオネでは、市民がダイヤモンド採掘のために強制労働を強いられたり、ダイヤモンド鉱山を巡って争いが激化したり、数多くの問題を抱えていました。そんなブラッド・ダイヤモンド問題を風刺したようにも取れるこの作品は、米国務省が批判したことでも話題となった映画です。
オーシャンズ8
この映画は、アン・ハサウェイが演じる大女優ダフネ・クルーガーから、1億5,000万ドルのダイヤモンドネックレスを盗み出すストーリーです。オーシャンズ8と呼ばれる窃盗団が狙うダイヤモンドネックレス「トゥーサン」は、世界的に有名なジュエリーブランドが手掛けたことでも話題となりました。
ダイヤモンドを2連に繋いだトゥーサンは、1931年に作られたネックレスのアーカイブからインスピレーションを受けて制作されたもの。ネックレスのセンターには、136.25ctのブルーホワイトダイヤモンドがあしらわれており、アン・ハサウェイのデコルテにぴったり合うようにデザインされたそうです。
007 ダイヤモンドは永遠に
世界中にファンを持つスパイアクション映画「007シリーズ」にも、ダイヤモンドをテーマにした物語があります。大量のダイヤモンド密輸事件が起き、真相解明のためにジェームス・ボンドが奮闘するこの映画は、1971年に公開されました。
盗まれたダイヤモンドの行方を追って、アメリカの富豪ホワイトが経営する科学会社へたどり着いたボンドは、集められたダイヤモンドを使って強力なレーザー光線を作り上げる計画を突き止めます。その後、調査を進めるうちにこの密輸事件の黒幕が、ボンドの宿敵ブロフェルドであることを掴むストーリー。
コメディ色が強いので、シリアスな映画が苦手な人にもおすすめです。
ピンクパンサー
ピンクパンサーは、007シリーズよりもさらにコメディ度の高い、2006年公開の映画です。この映画は、1964年にスタートしたピーター・セラーズ主演のシリーズをリメイクした作品。主演はコメディ俳優として名高いスティーブ・マーティンで、歌姫としても知られるビヨンセやトランスポーターシリーズで主演を務めたジェイソン・ステイサムも出演しています。
物語に登場するのは、「ピンクパンサー」と呼ばれるピンクダイヤモンドのリングで、値が付けられないほど高価な設定です。実際に、ピンクダイヤモンドは希少価値が高く、高額で取引されることも多いようです。幸せを運んでくれるとされるピンクダイヤモンドの魅力を、この映画を通して見てみてはいかがでしょうか。
ジュエリーが魅力的な映画2選
ダイヤモンド以外にも、世界には魅力的な宝石が多数存在します。ここではダイヤモンド以外の宝石が登場する映画を紹介します。ジュエリーを眺めるのが好きという人も楽しめる映画ばかりですので、映画の中で輝く宝石の美しさや存在感を堪能してください。
風と共に去りぬ
風と共に去りぬは、1939年に公開された、アメリカ映画史に残る名作です。ヴィヴィアン・リー演じる裕福な農家の娘スカーレットが身に着けている、上流階級らしい華やかなジュエリーが多くの人を魅了しました。
なかでもホワイトドレスに合わせたピンク珊瑚のネックレスや、結婚式で身に着けたパールの3連ネックレスは、世の女性の憧れとなりました。煌びやかなジュエリーにぴったりな、シンプルながら品のある衣装も必見です。
プリティウーマン
プリティウーマンは1990年公開のコメディラブストーリーで、ジュリア・ロバーツが主演しています。ジュリア・ロバーツ演じるコールガールのビビアンが、実業家エドワードと出会うことで徐々に教養や品のある女性に変貌を遂げる様は、正にシンデレラストーリーと言えるでしょう。
物語に登場する、ハート型のルビーとダイヤモンドのネックレスはとても印象的で、真っ赤なドレスとの組み合わせもエレガンス。用いられているジュエリーはすべて本物で、25万ドルもの価値があるそうです。
まるで映画の主人公。美しい宝石をあしらったジュエリーを紹介
映画の中に登場するようなラグジュアリーなジュエリーを、身に着けたいと願う女性も多いかもしれません。そんな想いに応えるフェスタリアのジュエリーを紹介します。
ダイヤモンドとサファイアのペンダント
「ロイヤルブルーサファイア」をあしらったペンダント。吸い込まれるような透明感のある青色がとても美しいアイテムです。チェーンと宝石の間には、ふたつの星がカットの中に映し出されるフェスタリアのオリジナルカットダイヤモンド“Wish upon a star”ダイヤモンドが添えられており、上品な輝きを放ちます。
Pt900/850 Wish upon a starダイヤモンド・サファイア ペンダント
¥250,000(税抜)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
ルビーとダイヤモンドのリング
深く赤く輝くルビーの中でも最高級と言われる「ピジョンブラッド」をあしらったリング。周りに添えられたダイヤモンドが透明感のある輝きを放ち、ルビーの赤をより際立たせています。
Pt900 ルビー・Wish upon a starダイヤモンド リング
¥500,000(税抜)
※価格は予告なく変更する場合がございます
映画のなかに宝石のストーリーを見つけて
女優をより美しく見せたり、物語のカギになったり、映画に登場する宝石はさまざまな役割を果たしています。映画の中でジュエリーの美しさを眺めるも良し、宝石の知見を深めるも良し、思い思いの方法で映画を楽しんでくださいね。