SEARCH

顔合わせ・結納

2022.09.22

結婚に向けての両家顔合わせの服装は?フォーマル・カジュアルのスタイルを解説

  • facebook
  • twitter
  • LINE

結婚に向けての両家顔合わせの服装は、参加者全員のバランスを合わせるのが大切です。加えて、会場の雰囲気や季節感も意識しましょう。この記事では、顔合わせにおける服装のマナー、フォーマル・カジュアルそれぞれの服装例、顔合わせ当日を迎える前に家族に伝えておくべきことを紹介します。

結婚に向けての顔合わせにおける服装のマナー

顔合わせでの服装は、両家の考え方によってさまざまに変わります。両家ともに格式ばった挨拶を苦手とする場合は、普段着になることもあるでしょう。ただし、顔合わせにふさわしい会場を用意し、きちんと挨拶をしたい場合には多少のマナーがあります。まずは、両家顔合わせにおける服装のマナーを紹介します。

両家の格を合わせる

ちぐはぐな服装の人々
両家の親睦を深めるために行う顔合わせでは、両家で格やバランスを合わせるのが大切です。もしも一方の家族がスーツなどで改まっているのに対し、もう一方がラフな服装だと不自然な印象になってしまいます。フォーマルにするかカジュアルで合わせるかは、親などの意見も取り入れながら新郎新婦が主体となって決め、それぞれの家族にしっかりと伝えるようにしましょう。

会場の雰囲気を考慮する

ホテルのレストランの全体像
服装を選ぶ際は、顔合わせに指定した会場の雰囲気も考慮したいもの。例えば、落ち着いた雰囲気のお店なら濃い色味のシックな服装、明るく開放的なお店なら華やかな服装にすると、周りとの調和が図れます。
失敗例としては、格式高いホテルでドレスコードで行かなかった、カジュアルなレストランにフォーマルな服装をしてしまった、座敷に通される可能性を忘れて丈の短いスカートで来てしまった、などがあります。当日ゆっくり顔合わせを楽しめるよう、不安な点は事前にお店に確認しておくのがおすすめです。

季節感を取り入れる

TPOには季節感も含まれます。アイテムを選ぶ際は、顔合わせの時期にあった素材やデザインかも意識すると良いでしょう。秋冬なら、季節感を出しつつ露出を抑え、きちんとした印象を加えられる羽織りものを取り入れて。気候が良い日はボレロやカーディガン、寒い時期はジャケットが活躍します。

主役を立てる

顔合わせの主役はあくまで新郎新婦となるふたり。親や兄弟が主役よりも格上となる服装にしたり、目立つ格好をしたりするのは好ましくありません。また新婦がワンピースなどの洋服なのに対し、母親が着物を着ているのもちぐはぐな印象です。主役のふたりが服装を決めたら、家族にもそれを伝えて調和の取れる服装をしてもらいましょう。

大切な場であることを忘れない

くだけた雰囲気で良いとしても、結婚に向けての大切な場であることに変わりはありません。どのようなスタイルでも清潔感を第一に考えたいものです。場合によっては、ジーンズやスニーカーなどカジュアルなイメージが強いアイテムは控えた方が良いでしょう。
またお祝いの場なので、極端にシンプルなものよりも明るい印象のものが似合います。ピンクや白を取り入れるなど、さりげなく華やかさを添えてくれるアイテム選びを意識してみてください。

【フォーマル】結婚に向けての顔合わせにおすすめの服装例

フォーマルな会場では、基本的にスーツやワンピースがふさわしいとされています。ここでは、立場別でおすすめの服装とポイントを紹介します。

新婦

ピンクのワンピースを着た女性
新婦となる女性は、ジャケットとスカートのスーツスタイル、もしくは上品なワンピースを着るのが一般的です。ワンピースなら膝まで丈がある露出の少ないものが好まれます。お祝いの席なので、ピンクなどのやわらかく明るい色味がおすすめです。
和装なら略礼装にあたる「訪問着(ほうもんぎ)」もしくは「色無地紋付(いろむじもんつき)」「色留袖(いろとめそで)」が向いています。華やかにしたいなら振袖でも構いません。ただし振袖は第一礼装になるので、他の人とのバランスも考え事前に了承を得ておくと安心です。

新郎

ブラックスーツを着た男性
新郎となる男性の、フォーマルな場面での基本の服装はスーツです。特にブラックスーツや、無地で濃い色味のダークスーツなどがふさわしいとされています。スーツに合わせるネクタイは、格式を重視したい場合はシックな色味で揃え、反対に少しカジュアルさを加えたい場合は柄物でも問題ありません。
また、シャツにシワがないか、靴下は靴を脱いでも問題ないかなど、細部までしっかりチェックすることも忘れずに。
もし和装で揃えるなら、格式高い「紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)」を選ぶと良いでしょう。

父親・母親

父親・母親の服装は、基本的に新郎新婦となるふたりに合わせるのがベターです。新郎がスーツなら父親もスーツ、新婦がスーツやワンピースなら母親も落ち着いた洋装で合わせるとバランスが良くなります。ただし、主役よりも華美になりすぎないよう気を付けましょう。
また、同じ格の服装だったとしても、新郎新婦が洋装なのに父親・母親が和装なのはバランスが良いとは言えません。あらかじめ、どのテイストで合わせるかは話し合っておく必要があります。

兄弟・姉妹

兄弟・姉妹は、主役と同等か、少し控えめなものがふさわしいとされています。スーツならネイビーやグレーなどのダーク系カラー、ワンピースならベージュなどのナチュラル系カラーを選ぶと、自然と新郎新婦とのバランスが取れるでしょう。学生であれば学生服でも構いません。

【カジュアル】結婚に向けての顔合わせにおすすめの服装例

レストランで食事を楽しむカップル
カジュアルな会場を用意したものの、普段着は避けたいという人はセミフォーマルを意識してみてください。きちんと感や清潔感を残したオフィスカジュアルに近いイメージの服装です。
【セミフォーマルの服装例】
  • 新婦:ブラウス+スカート/ワンピース
  • 新郎:ジャケット+パンツ/スーツ(柄物のネクタイ、もしくはネクタイなし)
  • 母親:ニット+ブラウス/ツーピース
  • 父親:ジャケット+チノパン/スーツ(柄物のネクタイ、もしくはネクタイなし)
  • 兄弟姉妹:新郎新婦に合わせる

結婚に向けての顔合わせ前に家族に伝えておくべきこと

テーブルの上に置かれたノートとペンとカレンダー
当日の服装や日程はもちろん、お互いの家族の情報や食事会の流れまで伝えておくと、家族も安心して臨めるでしょう。最後に、顔合わせの当日を迎える前に家族へ伝えておきたいことを紹介します。

当日の服装

先述の通り、両家の服装に差が出過ぎないように、あらかじめ服装のテイストを伝えておくのが大事です。フォーマルかカジュアルかだけでなく、「スーツで着てほしい」「ノーネクタイでも大丈夫」「普段着で構わない」など、はっきり指定しておくと勘違いを防げます。親以外にも兄弟・姉妹、親族などを呼ぶ場合は、全員に周知するようにしてください。

日程や持ち物

会場の情報や日時・誰の名前で予約を入れているかなどの基本事項も全員に伝えましょう。会場の雰囲気や料理のジャンルまで伝えておけば、服装選びの参考にもなります。家族が訪れたことがない場所なら、交通手段や道順・所要時間なども調べて伝えると親切です。
その他、当日婚姻届の承認欄を記入してもらえるように印鑑の持参、話が盛り上がるよう父母の結婚式の写真を持ってきてもらうよう頼むカップルもいます。また、手土産の有無も伝えておくと家族が困りません。
顔合わせの際に人気の手土産については、こちらの記事で紹介しています。

相手の家族に関する情報

相手方の名前や家族構成だけでなく、それぞれの食の好みや趣味・特技まで伝えておくと当日の会話が弾みやすいです。緊張すると口数が少なくなる、などといった性格もあらかじめ知っていれば、気まずい雰囲気にもなりにくくなるでしょう。場の雰囲気が悪くならないよう、避けた方が良い話題もこっそり伝えておくと安心です。

食事会の流れ

当日スムーズに進行するには、両家が揃ってからお開きになるまで、どういった流れになるのかを周知しておくと良いでしょう。乾杯の音頭は誰がとるか、家族紹介は誰がするか、食事の会計はどうするかなどについては、準備ができるよう事前にお願いしたい人に頼んでおいてください。
顔合わせを成功させるには「しおり」を作るのがおすすめです。詳しくはこちらの記事で紹介しています。

自分達らしい顔合わせができる服装を

たくさんの人が乾杯する様子
フランクさよりもマナーを重視したい顔合わせでは、まず両家で格を合わせ、新郎新婦となるふたりを中心にテイストやバランスを揃えるのがコツです。今回紹介したポイントを参考に、両家の思い出に残る素敵な時間を過ごしてくださいね。

RELATED