希少な「青色の石」はどんな種類があるの?石言葉や選び方を解説
青色の石には、サファイアやタンザナイトなどいくつか宝石があります。明るい青から深い青まで、色合いによってさまざまな印象を与える青色の宝石に魅力を感じる人も多いでしょう。この記事では、ジュエリーとしてはもちろん、パワーストーンとしても人気のある青色の宝石を石言葉とともに紹介します。
青色の石の種類と石言葉
神秘的な輝きに目を奪われる青色の宝石。海のような深い青、空のような澄んだ青、さまざまな色合いがありますが、あなたはどんな色をイメージしますか?ここでは、青色の宝石を石言葉とともに7つ紹介します。
サファイア/青玉(せいぎょく)
サファイアには「慈愛、誠実、真理、貞操、友情」の石言葉があります。
世界4大宝石の1つとして知られるサファイアは、和名を「蒼玉」と言います。人を愛し、貞操を守ってくれるパワーがあるとされるため、婚約指輪に選ばれることも。イギリス王室で故ダイアナ妃がチャールズ皇太子から贈られた婚約指輪にサファイアがあしらわれていたエピソードは有名ですね。
サファイアのブルーは、気持ちを静めて身に着けた人の才能を開花させると言われています。9月の誕生石なので、贈り物としてもおすすめです。
タンザナイト/灰簾石(かいれんせき)
タンザナイトには「誇り高き人、神秘、高貴、冷静、知性、希望」の石言葉があります。
夕暮れから夜に変わる夜空の色合いに似ていたことから、「タンザニアの夜」を意味するタンザナイトと名付けられました。見る角度や光によって、深いブルーや紫の色合いを魅せるタンザニアは多色性を持つ宝石として有名。タンザニアのメレラニ鉱山でのみ採掘される貴重な石で、持ち主を成功へと導くパワーがあるとされます。
ほとんどのタンザナイトは加熱処理されており、非加熱のまま美しい多色性が楽しめるタンザナイトはさらに希少性が高いと言われています。
アクアマリン/藍玉(あいぎょく)
アクアマリンには「沈着、聡明、勇敢」の石言葉があります。
「海の水」を意味するアクアマリンは、その名の通り透き通る海のような輝きを持つ宝石です。「夜の宝石」としてマリー・アントワネットも愛用したとされる宝石は、現代でも多くの人の心を掴んで離しません。一般的なアクアマリンは淡い色ですが、サンタマリアアクアマリンは濃い青色です。
ローマ神話の中で月の女神ディアナの石とされるアクアマリンには、勇気や行動力をもたらすエネルギーがあると言われています。
ブルートルマリン/青色の電気石(でんきせき)
ブルートルマリンには「芸術的センス」の石言葉があります。
10月の誕生石であるトルマリンは、10種類以上のカラーバリエーションがある宝石です。なかでも、鮮やかな青色のパライバトルマリンは大変希少で、高値で取引されています。
ピンクトルマリンが「愛の石」とされる一方で、ブルートルマリンは精神面に働きかけて直観力を高めるとされています。感性を高めたい時に身に着けるのがおすすめです。
ラピスラズリ/瑠璃(るり)
「幸運、真実、健康」などの石言葉がある宝石、ラピスラズリ。
ラテン語で“石”を意味する「ラピス」と、アラビア語で“天、空”などを意味する「ラズリ」を組み合わせた言葉で、「群青の空の色」を意味しています。
世界初のパワーストーンと言われており、古来から運を呼び寄せる力があるとして知られるラピスラズリ。青が濃いほど石の持つ力が強いとも言われます。迷いを断ち切り、判断力や直観力を高める宝石です。
ブルートパーズ/青色の黄玉(おうぎょく)
11月の誕生石であるブルートパーズには「友情、希望、誠実、潔白」の石言葉があります。
トパーズは古来から世界各地で伝えられてきた神秘的な宝石であり、現代でもパワーストーンとして人気。思考をクリアにして持ち主の自信を引き出すと言われるブルートパーズは、仕事のお守りとしてもおすすめですよ。
心を洗うような透き通る青色が魅力のブルートパーズは、色の違いから「スカイブルートパーズ」「スイスブルートパーズ」「ロンドンブルートパーズ」に分類されます。シーンに合わせて好みのカラーを選んでください。
ターコイズ/トルコ石
ターコイズには「繁栄、成功、強運、健康」の石言葉があります。
スカイブルーのターコイズは、他の透明感のある宝石とは異なり、有機的な特有の輝きを持ちます。行動力や勇気が欲しいここぞという時、ビジネスシーンで直感力・創造力を高めたい時、イライラやストレスを和らげて心身のバランスを取りたい時に身に着けたい宝石です。
自分に合う石を選ぶときのポイント
青色の宝石にもさまざまな種類があるため、その中から自分に合った石を選択できるようにしましょう。自分らしくカラーストーンを身に着けるために、押さえておきたいポイントを紹介します。
願い事や目標に合わせて選ぶ
宝石にはそれぞれ石言葉やパワーがあります。願い事や目標に合わせて、適した石言葉やパワーを持つ宝石を選んではいかがでしょうか。
例えば、仕事のお守りなら「成功」の石言葉を持つターコイズ、試験や資格取得の際には「知性」の石言葉を持つタンザナイトなど、カラーストーンにあなたの願いを託しましょう。
身に着けるシチュエーションを明確にイメージする
ジュエリーは、仕事場へつけていくのか、プライベートで使うのか、具体的な着用シーンをイメージして選びましょう。オフィスコーディネートに合わせるなら落ち着いた色合いのカラーストーンを選ぶと使いやすいですし、ドレスに合わせるなら華やかなカラーストーンを選ぶのがおすすめです。
青い宝石は爽やかなトパーズから、シックでエレガントなサファイア、ラフで活発なターコイズまで石によってガラリと印象が変わります。周囲に与えたい印象や普段の装いをヒントにあなたにぴったりの宝石を選びましょう。
直感を大切にする
カラーストーンは種類によっても色合いが異なりますが、同じ宝石であっても微妙な色の違いがある場合があります。つまり、石との出会いは一期一会。石にはそれぞれの持つパワーがあるので、直感的に欲しいと思った石の持つパワーが自分に足りないもの(=必要な物)である可能性があります。「これ」と思ったらまずはその直感を大切にしてください。
自分でできるジュエリーのお手入れ方法
ジュエリーは購入した店舗でクリーニングしてもらうことが可能ですが、汗や皮脂などちょっとした汚れは自宅でお手入れできます。お手入れのポイントを押さえて、お気に入りの宝石を美しさを長く保ちましょう。
やわらかい布で拭く
宝石は、皮脂や汗、化粧品などが変色の原因になることも。帰宅したらすぐに専用の布や、めがね拭き用などやわらかい布で汚れをふき取りましょう。
専用のクリーナーを使って洗う
汚れが気になる時や、季節の変わり目でジュエリーの入れ替えを行うタイミングでは、もう少ししっかりお手入れをしてみましょう。専用のクリーナーに浸して洗うと宝石の艶がよみがえります。ただし、クリーナーによっては使用できない宝石もあるので、説明書を確認してから使用してください。
中性洗剤を使って洗う
専用クリーナーが手に入らない場合は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かしてその中で丁寧に洗います。汚れが落ちたら水洗いをし、自然乾燥で乾かしましょう。宝石によっては急速な乾燥に弱い場合もあるため、ドライヤーで乾かすのは避けてください。
ただし、宝石や製造方法によっては水厳禁なものも。お手入れ方法は購入時に確認しておくと安心です。
青色の石に願いを込めて
青色の宝石にはさまざまな種類があります。色合いやデザインだけでなく、石言葉を意識して選んではいかがでしょうか。カラーストーンとの出会いではインスピレーションを大切に、気に入ったものを選んでくださいね。